窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ついに冬休み…

春休みが終わっておよそ9か月。

試験や実験で休みといえなかった夏休み…。

本当に休みたかったのですが、ついに昨日のHiWiの仕事をもって今年の大学登校は終わりました。(HiWiについては下のブログから)

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

冬休みもなんやかんやと予定は結構決まっていますが、とりあえず基本的には好きな時間に寝て、好きな時間に起きれる生活が2週間ほどできそうです。

 

年明けからはまた新しいResearch Practicalという実験系のコースが6~7週間ほどありますが、そのためにも年末年始は好きなように時間を割いていければなと思っています。

 

修士論文も書かなければいけない2020年にはなりますが、ドイツ語の方もどうにか…、GoetheのB2を合格できればなと思っています。

 

基本的に授業とかは英語なので、ほとんどドイツ語をしゃべらなかった今日この頃ですが、この冬休み期間は時間が空いているときはしっかりドイツ語を再勉強していければなと思ています。

 

捕らぬ狸の皮算用みたいなものですが、B2受かったらまた何かほかの言語も学んでいければなと思っています。なんとなくロシア語とスウェーデン語に興味があります。

 

ただ如何せん理系なので、メインの微生物の方は決しておろそかにしないようには勿論します。

 

今年も今日を含めてあと11日。

2学期目の成績が確定しました… そんなわけで1学期目同様公開します

前々回のブログでバイオインフォマティクスのプレゼン発表のときのことについて書きました。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

成績が出るのは来年になってからかなー、なんて思っていましたが、その週の終わりにいは結果が出ました。

 

そんなわけで二学期目の成績について公開していきたいと思います。

ちなみに僕自身の英語力(大学院の講義・演習はすべて英語です)はIELTSでいうところのギリギリ6.5です。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

1学期目の成績についても書いています。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

ドイツの(僕の大学院の)成績のつけ方は、

 

100-96: 1.0 (Excellent)

95-91: 1.3 (Very Good)

90-86: 1.7 (Good)

85-81: 2.0 (Good)

80-76: 2.3 (Good)

75-71: 2.7 (Satisfactory)

70-66: 3.0 (Satisfactory)

65-61: 3.3 (Satisfactory)

60-56: 3.7 (Sufficient)

55-50: 4.0 (Sufficient)

49-0: 5.0 (Fail)

 

となっています。

 

それでは一つずつ書いていきます。

 

応用分析化学(必修・5単位): 2.0

2学期目の試験勉強で一番時間を割いたものでした。

というのも、学部生時代の分析化学の知識というのがめちゃくちゃ浅いもので、基礎の部分からやっていかないとこれはどうにもならないと思ったからです。

2.0は、善戦した方だと思っています…。

 

応用微生物学(必修・6単位): 2.7

現在のところ(おそらく修士課程全体でも)最低の点数を取ってしまいました。

「衛生学」と「Geomicrobiology (日本語訳だと何になるんでしょうか??)」の2つの科目が50点ずつ、合計100点の試験で、「80点行くかなー」なんて思っていたものの、この有様です…。

なんせ自分の興味のある分野が微生物なので、これはちょっと許しがたい結果となってしまいました。

 

環境微生物実習コース(必修・7単位): 2.0

毎週金曜日の実験コースで、レポート50点、プレゼン50点で評価されました。

レポートは案の定結構指摘がありました。(英語そのものに関する部分も…)

レポート締め切り日にはお疲れ様という意味もあって履修した学生とコースを担当したPhD、ポスドクの人でバーベキューをしました。

 

エクスカーション(選択・1単位): 合格

ベルギーにある研究所を見学して、それに関するレポートを書いて合格・不合格を決めるというものでした。

EUの研究所で、案内をしてくれたのはドイツやフランス、スウェーデンといった様々なEUの国の研究者の方々でした。

 

化学計測学(選択・2単位): 2.0

上のエクスカーションとも関連した授業でした。

単位(SI単位系)や基準物質に関するもので、実験をする際の根本的な基準に関する内容でした。

ところでSI単位系は再定義がされましたね。

 

安定同位体分析(選択・5単位): 2.7

このコースに関しては言うことがありません。

 

安定同位体分析実習コース(選択・4単位): 2.3

上の講義と関連したもので、実際に安定同位体分析を行いました。

実際の実験は一日で終わり、それで4単位をもらえるのはありがたいですが、もうちょっとちゃんと理解したかったです。

 

微生物バイオテクノロジー(選択・3単位): 1.0

十数回の講義のトピックの中から一つを選び、それに関するレポートを6から10ページ書くというものでした。

僕はバイオデグラデーションと安定同位体分析に関する内容について書きましたが、思いのほか成績が良かった。

 

エコロジーバイオインフォマティクス(選択・7単位): 1.0

夏休み期間に行われたコースで午前中は講義、午後は実習という形式でした。

最後のプレゼンに関しては上に載せた前々回のブログで書いています。

 

全体的にみると2点台が多く、1学期目よりも「うーん」と感じるものでしたが、最後の2つでちょっと盛り返せたかなって思います。

 

 

今週が今年最後の大学に行く週でいよいよクリスマス休暇です。

試験勉強や実験などで夏休みはほとんどなかったので、実質の長期休暇は春休みぶりになります。もう寝ます。予定とかもまぁまぁ入ってはいますが、とにかくゴロゴロしたいです。昼まで寝たいです…。

 

修士課程の科目もいよいよ3つの必修科目を残すところとなり、1つはもうあとは実験自体は終了してレポートとプレゼンを控えるだけ、もう1つは年明けから、そして最後の1つは修士論文という状態となりました。もう修了まで1年もありません。

とりあえず何事もなく修士取得まで行きたいです。

 

ブログの方も更新していけるように頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします!

2日間インターネットが使えませんでした…

2日前の午後6時ぐらいでした。

急にインターネットが使えなくなってどうしたんだろう?と思っていたのですが、どうやら公共交通機関の工事が大学の学生寮のインターネット回線もバツンと切ってしまったようで、大学のすべての学生寮がインターネットに接続できないという状況になってしまいました…。

 

今日の午後10時ごろ、ようやく完全復旧しました。

 

昨日は用事があってほぼ一日中街から離れていて、「まぁ帰ってくる頃には直ってくれないかなー」なんて思っていましたが、結局直らず、今日の朝になっても、大学から夜になっても直っておらず、っていう状況でした。

 

レポートも書かないといけなかったので、ボチボチ終わらせていかないと、といった状況です。

ただ自分がどれだけインターネットに依存しているかわかってしまう2日間でした。

 

ちなみに学生寮のインターネットが使えなくなったのはこれが2回目です笑

(前の時も接続回線が全然関係ない工事で切られたとかだった気がする…)

夏学期が終わりました… ドキドキのプレゼンテーション mothurと好熱菌

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12月に何言ってんだって思うのはわかります…。

ただ一つ理由がありまして…。

 

3か月ほど前にEcology and Bioinformaticsというコースのことについて触れていました。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

実はこのコースのプレゼンテーションが終わったのが今日だったんです。

遅くね?っていう話ですが、これが訳ありで…。

 

そもそもコース自体はちゃんと9月に終わり、10月に成績評価のために新一年生の前で10分間のプレゼンをするという風になっていました。

 

ところが当日、教授が風邪をひいてしまってプレゼンが延期になりました。延期して11月末になったんです。

ところが日程調整のためにさらに2週間延期され、結果もうすぐクリスマス休暇という今日にまで延期となりました。

実験が終わったのがおよそ2か月前。細かい部分まで覚えていないって…。

 

10分というと短く、話す分には楽なのですが、3週間やったことを10分に収めるとなるとパワーポイントのスライド作りも結構試行錯誤して、分かりやすく、かつ要点を抑えられるようにしました。(個人的にはしたつもりです…)

 

プレゼン内容の詳細は多分あまり言わない方がいいのでざっくりといいますが、ある場所に、どんな微生物、特に好熱菌(Thermophiles)がいるかというのを、調べるというものでした。

そこで使ったのがmothurというソフトウェアで、微生物の遺伝子(16S rRNA gene)から分類するというものでした。

 

今回のコースは考察というよりも、どのようにBioinformaticsのソフトウェアが機能するかを学ぶことが重点だったので、あまりプレゼンにも考察とかはありませんでした。レポートもなかったですしね。

ただ学部時代には触れていない分野のことなので、もっと経験が必要だなと思いました。

1月からは別な実験コースが始まり、mothurやDADA2、Rなんかを使うことになりそうです。(完全に理系の話です…)

 

緊張した10分間(9分とかで終わっちゃったかも…)とたじたじになりながらもどうにか乗り越えた質疑応答。

 

一緒に同じコースを受けていた友達や、コースの教授など「良かったよー」なんて言ってくれてかなり安心しました。いや本当に安心しました。優しい人たちばかりです。感謝しています。

 

このコースの成績ははたして年内にくれるか…?多分来年ですね。

今学期は別の実験コース(分析化学系)も終わり、そのレポートとプレゼンを準備しないといけません。

明日からまた進めていきたいと思います。昨日から風邪を少しひきました。

アーヘンのクリスマスマーケットに行ってきました

金曜日は大学に行く予定だったのですが、その予定がキャンセルになったので、友達と一緒にアーヘンのクリスマスマーケットに足を運びました。

 

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アーヘンの市庁舎

本当はドイツ・ベルギー・オランダ3か国の国境となっているポイントにも行こうとしたのですが、あいにくの雨と寒さで「夏にしよう!」となりました。

 

アーヘンは初訪問でした。

街並みがめちゃくちゃきれいで、アーヘン大聖堂の周りでクリスマスマーケットが開催されていました。

 

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アーヘン大聖堂 (前身の建物は8世紀にできたようです)

 

アーヘン大聖堂の中ももちろん入れますが、写真を撮るのには1ユーロかかるというので今回はやめました。(ケチです…。ただ、今月の生活費がいろんなイベントとかにいって結構かかってしまうのでどうにか切り詰めていかないといけないんです…)

 

(上二枚の写真、クリスマスマーケットの屋根とかしか映ってないじゃん、って思われる方もいるかもしれませんが、人があまり映らないように下の部分はちょっとトリミングしているのでご容赦ください)

 

クリスマスマーケットといえばやっぱりグリューヴァインっていう暖かいワインがおススメです。温まります。

 

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グリューヴァイン

 

ドイツのクリスマスマーケットでグリューヴァインを頼むと値段は3.5ユーロとかなのに7ユーロを要求されたりとかされます。この超過分はコップにつけられている値段で、コップを返せば3.5ユーロが戻ってくる仕組みです。

なので、記念としてコップを持って帰りたい人はそのプラスアルファの値段のことも頭に入れておいてください。

コップの形とかデザインによりますが、1から3.5ユーロぐらいだと思います。

 

今年の12月は結構出費がありそうです。

 

去年の12月の生活費を見ると、650ユーロ以下で生活できているんですよね…。去年は試験勉強とかで冬休みも友達と一緒に図書館で勉強してたので出費が少なく済んだんだと思います。

 

今年は楽しんで、それでも生活費のことは考えていきたいです。

奨学金をもらっていない自費留学(親からもいまだに仕送りを少ししてもらっています…)なのでそこら辺のバランスは重要になってきます…。

 

ちょっと話はずれてしまいましたが、ドイツのクリスマスマーケット、綺麗です。

できれば雨の降っていない日に行きたいです。

 

 

ドイツの生活費に関するブログも書いたので詳しくはそちらから。

特に正規留学の人にとって参考になると思います。

 

madonosotokun.hatenablog.com