窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

新型コロナウイルスによる制限から4週間 明日から制限が緩和されるドイツから、思ったことなどを書いていきます

ついに今日で4週間の制限の最後の日となりました。

 

明日からドイツは徐々に制限が緩和されていく予定です。

 

 

もうね、ホンッッッッッッッッッッッッッッッットに長かったです。

 

 

普段は家や大学と屋内にいる時間が圧倒的に長い僕ですが、4週間家にこもりっきりだともう暇で暇で。

修士論文を書くにしてもなかなか後半は集中力が続かない日々か続いていました。

 

 

これまでも書いたのですが、明日から講義などはオンラインで始まります。けれども大学の建物がまだ少なくとも5月3日まで閉鎖されるので、修士論文のための実験とかはまだできない状況です。

 

 

ただ明日からお店が開いたりなんだりするので、これからどんどん状況が改善されていってほしいなって思っています。(まだ3人以上が一緒に行動することは禁止されています)

 

 

明日も多分天気が良いので、ちょっと長く散歩でもしようかなって思っています。

人がたくさん来るようなところは避けて、何かいいところでも行けたら写真でも撮って明日Twitterとかに載せるかもしれないです。

といいつつ外出しないかもしれないです。気分次第です。

 

 

2か月ぐらい前は「インフルエンザぐらいじゃない?」なって思っていましたが、随分と状況も変わってしまいました。

 

大陸の反対側、完全に対岸の火事だと思っていたニュースでなり始めたころから一変、随分と大変な状況になってしまいました。

 

 

僕自身としてはかかっても多分、多分大丈夫なんじゃないかなって意味で楽観的ではありますが、このウイルス、というか今の状況だと自分がくたばるどうこうというよりも、他人を感染させてしまうかも知らないといった部分で行動に慎重になっています。

 

 

ドイツは随分と暖かくなり、天気もいい日が多くなってきました。

 

 

一昨日あたりにTwitterケバブを買ってきたなんて写真を載せましたが、その道中でたぶん高校生ぐらいだったでしょうか。7,8人集まっているところに警察の人が来ていました。

 

 

罰金を払ったのかどうかは分かりませんが、やっぱり過ごしやすい天候になってきたし、4週間も制限されてきたし、やっぱりみんな疲れてきている部分もあるとおもいます。

 

 

ただこれでまた悪化したら怖いですね。

 

 

一応ドイツもそれなりに感染者数が減ってきているかなって感じです。

最近は感染者の50%以上が回復されているなんていう状況です。

 

 

このウイルスが無くなるまで制限を続けるというのも無理ですし、うまくウイルスと向き合いながら、健康と日常生活への復帰のバランスを考えながら進んでいくという感じでしょう。

 

 

僕もなんせ最近見てるものといえばパソコンの画面か瞼の裏の2択レベルまで来てしまっているので、明日は外に出たいです。

 

 

明日から制限の緩和。ここから2週間がまたどんな感じになるか、注意しないといけない時期はまだ全然終わりそうにないです。

 

 

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友達と会ってバーベキューがしたい…。そんな季節にはなっています。

3学期目の成績が確定しました IELTSが6.5の理系大学院生(ドイツで)が成績を公表します あと今後の修士論文についても

1学期目、2学期目も今まで成績を公表していましたが、今回もまた僕の成績(3学期目、2019/2020の冬学期)を公表したいと思います。

 

 

1学期目と2学期目についてのブログも載せておきます。

 

madonosotokun.hatenablog.com

madonosotokun.hatenablog.com

 

 

僕自身の専攻とか英語力を紹介しておきますと、

 

専攻としては微生物ですが、学部が化学部というのもあり、微生物と分析化学系を勉強しています。大学院の今は2年生です。

 

大学院は授業はすべて英語で取ることができています。

英語はIELTSのOverallで6.5を取っています。大学院入学の1年半ぐらい前に、大学院出願の1年ぐらい前に取りました。

 

 

ドイツの成績の出し方なのですが、日本と逆で、1.0が最高、4.0が単位がもらえる中で最低、5.0が不可となっています。

 

一覧です。

 

100-96: 1.0 (Excellent)

95-91: 1.3 (Very Good)

90-86: 1.7 (Good)

85-81: 2.0 (Good)

80-76: 2.3 (Good)

75-71: 2.7 (Satisfactory)

70-66: 3.0 (Satisfactory)

65-61: 3.3 (Satisfactory)

60-56: 3.7 (Sufficient)

55-50: 4.0 (Sufficient)

49-0: 5.0 (Fail)

 

 

それでは成績です。とはいっても、3学期目は2つしかコースを取っていません。

 

 

分析化学プラクティカルコース(必修・10単位): 1.0

 

正直なところ、分析化学は僕的には得意な科目ではなく、分かっていない部分も結構あって大変でした。

実験の内容をものすごくざっくり言うと、ある微生物がバイオフィルム(微生物が集まってその中で代謝生成をし、膜が生成されているもの)で生成される糖の検出をクロマトグラフィーや質量分析を使ってできるだけ最適化していくというものでした。

 

本当は超臨界流体クロマトグラフィー(Supercritical Fluid Chromatography: SFC)っていうのを使う予定だったのですが、まさかの故障ということで、液体クロマトグラフィー(Liquid Chromatography: LC)を使うこととなりました。

 

このコース(実験)は1人でも一応OKですが、基本的にペアでやるということで、僕も友達とペアでこの実験を6週間、レポートを書くのに6週間やっていました。

友達も僕が分析化学にてんてこ舞いになっているのを分かっているのでかなり助けてもらっていました。ただどうにか僕も実験やレポートづくりを頑張って1.0をいただけるに至りました。

 

 

リサーチプラクティカル(必修・10単位): 1.0

 

こちらは1人でやるもので、実験をやって1人でレポートを書くというのは初めてでした。

これまた内容をざっくり言うと、ある5種類の微生物を4つの異なる培養条件(ケモスタット: 連続培養)で培養したとき、どの微生物が増殖を支配するか、それとも、何種かが共に増殖するか、さらに経時的にその支配的な増殖に変化があるかっていうのを、"mothur (マザー)"っていうバイオインフォマティクス、遺伝子を解析するためのソフトウェアで調べるというものでした。

 

なんやこちらも最初ごたごたがあったりしましたが、どうにかレポートをしっかり書くことができ、教授から満足されるような内容になっていたようです。

 

当初はレポートとプレゼンで評価されるのかと思ったのですが、新型コロナウイルスの影響で研究室のセミナーが開かれる場合ではなく、結果的にレポートだけの評価となりました。

 

 

そんなわけで3学期に受けた両方のコースで、最高の1.0をもらうことができました。嬉しい…。

 

 

そして僕が現時点で持っている単位は90単位となりました。予定通り取れています。

 

ドイツの修士課程は基本的に2年で120単位を取る形になっていますが、今学期はついに最後、修士論文30単位で120単位すべてを取り終える形となります。

 

あいにく、コロナウイルスの影響でちゃんと始める時期がいまだにわかっていませんが、論文を読んで序論の部分や実験方法もちらっと書き始めることができています。

 

 

サンプリングを教授とスーパーバイザーの人と行く予定だったのですが、これもまたいつになるか…。

今回もmothurを使った内容となります。

 

ウイルスではなく、バクテリアを使ったプロジェクトになりますが、最近よく出てくるPCRももちろん使います。

さらに統計分析も必要となり、Rを使う予定なのですが、実は僕、これまでほとんどRを使ったことがないというのが現状です。

統計学は面白いな、なんて思っているのですが、まだまだ分からないことがたくさんあり、さらには僕は正直数学が苦手だったりするので、前途多難、ちょっと不安です…。

 

どうにかこの半年間でできる限りデータサイエンスというか、Rや統計のことについて理解していければなと思っています。

 

 

大学再開を楽しみにしている今日この頃です。

それでは今日はここまでで。ありがとうございました。

会議の結果… ドイツの来週以降の制限・緩和は?? ドイツの現状

今日ドイツではメルケル首相とドイツ16州の首相でテレビ会議が行われていました。

その内容は来週以降のコロナウイルスによる制限の継続・緩和についてです。

 

 

本来であれば修士論文のプロジェクトは始まっている予定だったのですが、なんせ大学も閉鎖しており、来週からの制限の緩和・継続は僕にとって結構気になるものでした。

 

 

現時点で分けっている部分について今日は書いていきます。

 

 

まず接触制限(Kontaktsperre)についてですが…、

 

5月3日までの延長

 

が決定されました。

 

昨日の夜、友達と電話して「いやー、ちょっとだけ緩くなったらいいねー」なんて話をしていましたが、残念ながら延長ということで、さらに2週間ぼっち生活を余儀なくされます…。

 

 

学校を徐々に再開していくなんて言う話もありましたが、こちらも5月4日から徐々に再開していく予定らしいです。

 

大学は今のところ5月3日までMinimalbetrieb、稼働を最小限にするためにほぼ完全に閉鎖されていますが、この結果によりさらに延長される可能性が結構あると思います。

 

理系だと僕も含め、修士論文を書くには実験とかやる必要がありますし、それ以外でもコースの一部として実験があったりして、オンラインではどうすることもできない部分が多々あります。

できれば5月3日に研究室等だけでも再開してほしいですが…、それが延長されれば、おそらく僕の卒業は早くて10月に入ると思います。

 

 

個人的にはビザが今年の11月まで有効なのでまだ少し余裕がありますが、ドイツでの生活費の足りない部分を親に支援してもらっている身としては、どうすることもできないですが申し訳なく感じます…。

 

 

その一方で、ついに緩和される部分も出てきました。

 

 

オーストリアとおそらく少し似た感じにはなりますが、来週の月曜日から、

 

800平方メートルまでの店の営業が再開されます。

 

さらに、店の広さに関係なく、車や自転車などを販売する店、本屋も営業が再開されるようです。

 

あまりにも家にいると暇なので、来週は本屋に行くかもしれないです。

 

ただ、月曜日は制限緩和初日なので少しずらすつもりです。

 

 

その一方、レストランはまだ通常営業再開はできないようです。

今まで通り、持ち帰り等は可能らしいです。

 

 

このような状況なので、もちろんクラブやバーといった場所や、劇場、コンサートホールといった人が集まる場所も引き続き閉鎖されます。

 

 

マスクの着用は義務ではないですが、公共交通機関や買い物をする際は着用が推奨されています。

 

 

おそらくほとんどの場所で公共交通機関は減便されていたと思いますが、来週月曜日から通常運航が再開されるようです。ただ、これは街や地域によって異なるかもしれないのでドイツに住んでいる人は各自自分の街はどうなのか確認してみてください。

 

 

最後に、イベントやお祭りとかは8月31日までは中止にされるようです。サッカーの試合などもいつまでかは僕もちゃんとわかっていませんが、当面の間行われることはないようです。

 

 

 

こんなところでしょうか…。

また新しく分かったこと訂正部分があれば明日以降に書く予定です。

 

 

 

個人的にこれまでの「2人以下なら許可」から「4人以下なら許可」ぐらいにならないかなって思っていましたが、現実はそう甘くないですね。

 

 

 

4月が終わったらまたちゃんとブログで書くと思いますが、ドイツにおけるコロナウイルスの発生はここ最近は徐々に減ってきているように思えます。

(Twitterでグラフを載せていますので、そちらの方も見てみてください)

 

4日連続で、新たな感染者数は3000人未満となりました。

日ごとに大きく変動することがありますが、現時点で一番新たな感染者数が分かったのは3月28日の6294人なので、それと比べると半減したようです。

 

その代わり、新たな死者数は今日の報告がこれまでで最大となり、285人が亡くなってしまったようです。

 

 

なかなか大変な状況ではありますが、ドイツは日常に戻るために徐々に(Schritt für Schritt)動き出しました。

 

 

ワクチンがまだまだ開発されていないので、この先まだまだ日常生活に戻るのには時間がかかりますが、頑張りどころですね。

いくつかの店が営業再開するのは良い兆しだと思います。

 

 

今のところは基本的には静かにして、大学が再開したらまた頑張っていこうと思います。

現場からは以上です。

(Twitterの方もよろしくお願いします)

接触制限(Kontaktsperre)も4週目に突入 緩和はされるのか…??

あんまりよくわかっていませんが、イースターの月曜日ということでドイツは今日祝日です。

 

普段であればイースターの時はドイツのどの街もイースターの催し物を中心地とかでやっているのですが、今年はそれどころではないですね…。

 

 

さて、ドイツでは接触制限・外出禁止が4週目に突入しました。

 

 

予定ではこの制限は4月19日、日曜日まで有効とされるのですが、今週水曜日に、再びメルケル首相やドイツ各州の首相が会議をして、4月20日以降に制限を継続するのか、緩和するのか、緩和するのであれば何を緩和するのか話し合うようです。

どんな結論に至るのかドキドキしています。

 

 

僕個人的には緩和することは良いと思います。

 

ただ、あまりにも大きく緩和すると、また逆戻りしてしまうということがあると思うので、あくまで慎重に少しずつ緩和をしていくことが大切だと思います。

 

 

大規模でいうのであれば、完全にコロナウイルスが終息するまで待つのであれば、経済的にも耐えられずに死んでしまいそうです…。

ただ、緩和しすぎると4週間も我慢した若い人たちは友達とかとパーティーをやっちゃったりすると思うので、まだ「〇人以上の集会は禁止」でかつ罰金は継続する必要があると思います。

 

 

昨日のニュースを見ると、学校や大学はなるべく早く再開を、レストランなどでは席の感覚をちゃんと開けるようにするといった話も出ているようです。

ただサッカーの試合など、人が密集するのはまだ解禁しなさそうです。

 

 

昨日Twitterでも書きましたが、ここ最近のドイツでの新たなコロナウイルス発症者は鈍化しています。

 

新たな感染者・新たな死者ともに一応3日連続で減少しました。

およそ3週間ぶりに2日連続で新たな感染者数は3000人以下となりました。

死者数も減ってはいますが、まだ毎日100人以上の方が亡くなっているのが現状です。

 

 

ただもうパンデミックになった以上、若い人は緩和して仕事などの活動を再開して、高齢者の方は家に残るっていう形にせざるをえないかもしれないです。

経済と人の命のバランスが難しいとは思いますが、お金がなくても人は死んでしまいますし…。苦しい状況です。

 

 

 

僕個人といたしましては、Twitterにも書きましたが、今のところ大学の5月3日(日曜日)までの閉鎖の延長が決定しました。

こうなってくると僕の卒業も10月になってからかもしれないです。

 

大学は閉鎖したものの、学期自体は4月19日にスタートする予定で、その代わり講義はオンラインになるようです。

 

 

僕は文系の人のことは良く分かりませんが、オンラインでできるのであれば大学のある街にいる必要はないですよね。

理系で、実験とかで大学に行かないとできないコースがある人にとってはどうすることもできないですが…。

 

 

 

僕は大学の寮に住んでいるのですが、今寮にいる人って結構少ないと思います。

 

交換留学生の人は国に帰っただろうし、4月から来る人っていうのは正規留学性以外ほとんどないだろうし、ドイツ人やドイツの近くの国に住んでいる人も実家に帰っている人が多いと思います。

 

 

やれやれといった状況が続いていますが、ちょっとそんな中で嬉しいことが1つ2つ。

 

 

パーティーとかが全くないので今月の生活費はいつもより安くなりそうっていうことが1つ。

 

もう1つは、僕の寮の洗濯機は共同で、学生証のカードにお金を入れて、そのカードでお金を払うことになっています。

洗濯機は現金で使うことができず、カードの入金は大学(閉鎖中)でしかできないので、先週ぐらいからタダで使うことができています。(いつもは1回1.5ユーロ)

 

ものすごくありがたいです。おかげで普段は渋って使わない乾燥機も使わせてもらっています。

 

 

今日書くことはそんなところでしょうか?

多分また制限についての発表がでる水曜日にブログを書くと思います。

それでは。

ドイツの大学院出願について、ドイツ大学院在籍者がちょっとだけ紹介・アドバイスを書きます (責任は持ちません)

 昨日からTwitterを始めました。そちらの方も見ていただけると嬉しいです。

留学・音楽以外も思ったことを書いたりすると思います。

 

 

さて、コロナウイルスの影響はあると思うものの、日本では3月に卒業をして、10月からドイツの大学院に進学することを目指す人も多少はいると思います。

 

そういう人たちからすれば、2月から6月の間にドイツの大学院への出願をすると思います。

僕も2年前、そんなことをやって、合格するかしないかドキドキしていました。

 

 

僕はドイツの大学院に3校出願して、今いる大学からのみ入学許可をいただきました。

ギリギリでした(笑)

もし全部落ちていたら公務員予備校に行って、今頃北海道のどこかで公務員として働いていたんじゃないかなと思います。

 

 

そんなギリギリで合格をいただいた僕も、一応ドイツの大学院から合格をいただいて、今もどうにかやっているので、役に立つかどうかわかりませんが、経験者としてドイツの大学院出願について書いていこうと思います。

 

 

(注意!)

ただ、今年卒業した人はもうほぼほぼ準備ができている状態だと思うので、今年度から4年生になる人以下の学年の人向けになると思います。

大学院(修士課程)と大学(学士課程)で出願に違いがあるとは思うので、今回は大学院出願がメインになります。

個人的に思ったことがメインで、実際にちゃんと調べると異なる部分もあるかもしれませんがご了承ください。(時間があればちゃんと調べます)

これをやったら合格する!というものではないので、適宜自分で判断してください。もし不合格になっても責任は持てないです。

 

そこを理解したうえで読んでください。

 

 

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1.出願校は3~5校ぐらい

 

インターネットで調べると、10校以上とか、30校ぐらい出願したなんて人もいるようですが、僕の意見的には出願校は3~5校ぐらいでいいかなって思います

(僕は2/3不合格でしたが…)

 

文系は分かりませんが、理系だと一口に例えば「化学」といっても、「有機化学」もあれば「無機化学」、「分析化学」や「生化学」など、割と細分化されています。

 

僕が今勉強している「微生物」でも、医療分野もあれば環境分野、食品・農業分野などの応用性の高い内容もあれば、生態系や多様性、微生物そのものの特性を研究する基礎分野などがありますし、そこからさらに研究分野は細分化されます。

 

ドイツの修士課程は研究室配属がなく、修士論文を書くために基本的は4学期目のみ研究室に配属します。

なので理系であれば講義やセミナー、実験がまずメインになるのですが、そういうカリキュラムから自分が興味のある内容を行っている大学のコースを選択すればいいと思います。

博士課程も目指す人であれば、その大学の教授の研究内容や論文などを見てみるのも大切です。

 

ドイツも大学がたくさんあるのでまずは大まかに調べて、そこから絞ると良いと思います。

DAADにデータベースがあり、それに関するブログも書いているのでそちらも参考にしてみてください。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

 

2.あまり英語の成績は高くなくても大丈夫?

 

ドイツはもちろん英語圏ではありませんが、とくに理系は英語でコースが行われている大学がたくさんあります。

英語圏だと、英語の必要条件にIELTSだと7.0もしかしたら7.5必要な場合がほとんどだと思うのですが、ドイツはこの基準が少し低いです。

 

もちろん、IELTSで7.0を要求する大学もありますが、6.5(6.0も確かあったような…)などで出願できる大学も結構あります。

僕も3年前に取ったIELTSのOverallが6.5で、今いる大学院の英語要件も6.5でした。

 

理系だと実験がメインになってくるので、多少は英語が良くなくても何とかなります。

そもそも、ドイツが非英語圏で僕の周りも英語圏以外の国から来た人がほとんどなので、みんなそれぞれ母国語じゃない言語で頑張れています。

ただ、英語能力が高いに越したことはないです。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

 

3.できるだけGPAは高く 大学は関係ないです

 

GPAはとっておきましょう。

ただ本当に日本のどの大学で勉強しているかなんてことは関係ないです。

ドイツは日本のように大学によってレベルが違うとかではなく、どの大学もおしなべて高い水準であると言われています。大学名で優劣をつけるんじゃなくて、あくまで個人次第なんですね。

 

なので、大学にかかわらず、もちろんGPAで判断されます。

僕も日本で在籍していた大学は「国立の底辺」なんて揶揄されていました。

(ただ実際通ってみると良い大学だったと思います!)

 

出願する際、要件は低く設定されていますが(2.5とか2.0ぐらい?)、3.0以上はあった方がいいです。

参考として、僕の学部時代のGPAは3.2でした。(90以上を4、80以上を3、70以上を2、60以上を1、それ以下を0として計算されています)

 

 

4.教授とは良い関係を

 

おべんちゃらを言うだとか、そういったことでなく、推薦書をしっかり書いてもらえるような、互いに信頼しあえる教授がいた方がいいです。

 

ドイツの大学院出願では、推薦書を1~3必要としてくる大学が結構あると思います。

まず1通は確実に4年生で研究室配属になった研究室の先生に書いてもらうことになると思いますが、その人と仲が悪くなるのは避けたいですよね。

 

僕はここで少し当時ひと悶着あったのですが、それは次回のこのシリーズで書いていこうと思っています。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

僕は交換留学先の研究室の教授にも推薦書を書いていただきました。

DAADの奨学金申請にも推薦書が3通必要だったのですが、あと1通はお世話になっていた、上のシリーズにも登場するドイツ語の先生に書いてもらいました。

(DAADの奨学金は書類選考は通ったものの、面接で落ちました…。落ちた人の話でもよければ今後DAADの奨学金出願についても書こうと思います)

 

 

とりあえず、推薦書を惜しみなく書いてくれる仲のいい先生を見つけるのも大切です。

 

 

5.志望動機文は…

 

これは本当に難しいです。

ただ「何を勉強したいか」「どうしてその大学なのか」「それを勉強して今後どうしたいのか」っていうのをはっきり書くことだと思います。

 

僕は結局これが2つの大学院に落とされた要因だと思っています。うまく具体的に書けていなかったです…。

 

とりあえず、文章が完成したら大学の英語圏の先生などに添削をしてもらいましょう。

(IELTSの勉強もそうなのですが、添削とかスピーキングの練習とかを助けてくれる英語圏の先生を見つけるのも大切だと思います)

 

 

 

そんな感じでしょうか。

あんまり深くは書いていないような気がしますが、大学院に落ちたとしても一切責任は負えません。

最終的には自分次第です。

 

 

 

僕の場合、

2月:大学A出願

3月:大学Aの不合格を知る

5月:大学B出願

6月:大学C出願

6月:大学Cの合格を知る

7月:大学Bの不合格を知る

みたいな流れだった気がします。

 

 

4月から6月は本当にドキドキでしたね…。

 

あ、あともう一つ、これは大学から合格をもらった人はすぐにビザ申請や寮などの手続きを始めて下さい。あとあと厄介になってくるので…、とにかくすぐにです。

 

 

コロナウイルスが今秋影響するかどうかは分かりませんが、やれることはやっておきましょう。

 

質問があればコメント欄やお問い合わせフォームにお願いします。

また何か書き忘れがあれば別に書くかもしれません。

それでは。