今日ドイツではメルケル首相とドイツ16州の首相でテレビ会議が行われていました。
その内容は来週以降のコロナウイルスによる制限の継続・緩和についてです。
本来であれば修士論文のプロジェクトは始まっている予定だったのですが、なんせ大学も閉鎖しており、来週からの制限の緩和・継続は僕にとって結構気になるものでした。
現時点で分けっている部分について今日は書いていきます。
まず接触制限(Kontaktsperre)についてですが…、
5月3日までの延長
が決定されました。
昨日の夜、友達と電話して「いやー、ちょっとだけ緩くなったらいいねー」なんて話をしていましたが、残念ながら延長ということで、さらに2週間ぼっち生活を余儀なくされます…。
学校を徐々に再開していくなんて言う話もありましたが、こちらも5月4日から徐々に再開していく予定らしいです。
大学は今のところ5月3日までMinimalbetrieb、稼働を最小限にするためにほぼ完全に閉鎖されていますが、この結果によりさらに延長される可能性が結構あると思います。
理系だと僕も含め、修士論文を書くには実験とかやる必要がありますし、それ以外でもコースの一部として実験があったりして、オンラインではどうすることもできない部分が多々あります。
できれば5月3日に研究室等だけでも再開してほしいですが…、それが延長されれば、おそらく僕の卒業は早くて10月に入ると思います。
個人的にはビザが今年の11月まで有効なのでまだ少し余裕がありますが、ドイツでの生活費の足りない部分を親に支援してもらっている身としては、どうすることもできないですが申し訳なく感じます…。
その一方で、ついに緩和される部分も出てきました。
オーストリアとおそらく少し似た感じにはなりますが、来週の月曜日から、
800平方メートルまでの店の営業が再開されます。
さらに、店の広さに関係なく、車や自転車などを販売する店、本屋も営業が再開されるようです。
あまりにも家にいると暇なので、来週は本屋に行くかもしれないです。
ただ、月曜日は制限緩和初日なので少しずらすつもりです。
その一方、レストランはまだ通常営業再開はできないようです。
今まで通り、持ち帰り等は可能らしいです。
このような状況なので、もちろんクラブやバーといった場所や、劇場、コンサートホールといった人が集まる場所も引き続き閉鎖されます。
マスクの着用は義務ではないですが、公共交通機関や買い物をする際は着用が推奨されています。
おそらくほとんどの場所で公共交通機関は減便されていたと思いますが、来週月曜日から通常運航が再開されるようです。ただ、これは街や地域によって異なるかもしれないのでドイツに住んでいる人は各自自分の街はどうなのか確認してみてください。
最後に、イベントやお祭りとかは8月31日までは中止にされるようです。サッカーの試合などもいつまでかは僕もちゃんとわかっていませんが、当面の間行われることはないようです。
こんなところでしょうか…。
また新しく分かったこと訂正部分があれば明日以降に書く予定です。
個人的にこれまでの「2人以下なら許可」から「4人以下なら許可」ぐらいにならないかなって思っていましたが、現実はそう甘くないですね。
4月が終わったらまたちゃんとブログで書くと思いますが、ドイツにおけるコロナウイルスの発生はここ最近は徐々に減ってきているように思えます。
(Twitterでグラフを載せていますので、そちらの方も見てみてください)
4日連続で、新たな感染者数は3000人未満となりました。
日ごとに大きく変動することがありますが、現時点で一番新たな感染者数が分かったのは3月28日の6294人なので、それと比べると半減したようです。
その代わり、新たな死者数は今日の報告がこれまでで最大となり、285人が亡くなってしまったようです。
なかなか大変な状況ではありますが、ドイツは日常に戻るために徐々に(Schritt für Schritt)動き出しました。
ワクチンがまだまだ開発されていないので、この先まだまだ日常生活に戻るのには時間がかかりますが、頑張りどころですね。
いくつかの店が営業再開するのは良い兆しだと思います。
今のところは基本的には静かにして、大学が再開したらまた頑張っていこうと思います。
現場からは以上です。
(Twitterの方もよろしくお願いします)