昨日からTwitterを始めました。そちらの方も見ていただけると嬉しいです。
留学・音楽以外も思ったことを書いたりすると思います。
さて、コロナウイルスの影響はあると思うものの、日本では3月に卒業をして、10月からドイツの大学院に進学することを目指す人も多少はいると思います。
そういう人たちからすれば、2月から6月の間にドイツの大学院への出願をすると思います。
僕も2年前、そんなことをやって、合格するかしないかドキドキしていました。
僕はドイツの大学院に3校出願して、今いる大学からのみ入学許可をいただきました。
ギリギリでした(笑)
もし全部落ちていたら公務員予備校に行って、今頃北海道のどこかで公務員として働いていたんじゃないかなと思います。
そんなギリギリで合格をいただいた僕も、一応ドイツの大学院から合格をいただいて、今もどうにかやっているので、役に立つかどうかわかりませんが、経験者としてドイツの大学院出願について書いていこうと思います。
(注意!)
ただ、今年卒業した人はもうほぼほぼ準備ができている状態だと思うので、今年度から4年生になる人以下の学年の人向けになると思います。
大学院(修士課程)と大学(学士課程)で出願に違いがあるとは思うので、今回は大学院出願がメインになります。
個人的に思ったことがメインで、実際にちゃんと調べると異なる部分もあるかもしれませんがご了承ください。(時間があればちゃんと調べます)
これをやったら合格する!というものではないので、適宜自分で判断してください。もし不合格になっても責任は持てないです。
そこを理解したうえで読んでください。
1.出願校は3~5校ぐらい
インターネットで調べると、10校以上とか、30校ぐらい出願したなんて人もいるようですが、僕の意見的には出願校は3~5校ぐらいでいいかなって思います
(僕は2/3不合格でしたが…)
文系は分かりませんが、理系だと一口に例えば「化学」といっても、「有機化学」もあれば「無機化学」、「分析化学」や「生化学」など、割と細分化されています。
僕が今勉強している「微生物」でも、医療分野もあれば環境分野、食品・農業分野などの応用性の高い内容もあれば、生態系や多様性、微生物そのものの特性を研究する基礎分野などがありますし、そこからさらに研究分野は細分化されます。
ドイツの修士課程は研究室配属がなく、修士論文を書くために基本的は4学期目のみ研究室に配属します。
なので理系であれば講義やセミナー、実験がまずメインになるのですが、そういうカリキュラムから自分が興味のある内容を行っている大学のコースを選択すればいいと思います。
博士課程も目指す人であれば、その大学の教授の研究内容や論文などを見てみるのも大切です。
ドイツも大学がたくさんあるのでまずは大まかに調べて、そこから絞ると良いと思います。
DAADにデータベースがあり、それに関するブログも書いているのでそちらも参考にしてみてください。
2.あまり英語の成績は高くなくても大丈夫?
ドイツはもちろん英語圏ではありませんが、とくに理系は英語でコースが行われている大学がたくさんあります。
英語圏だと、英語の必要条件にIELTSだと7.0もしかしたら7.5必要な場合がほとんどだと思うのですが、ドイツはこの基準が少し低いです。
もちろん、IELTSで7.0を要求する大学もありますが、6.5(6.0も確かあったような…)などで出願できる大学も結構あります。
僕も3年前に取ったIELTSのOverallが6.5で、今いる大学院の英語要件も6.5でした。
理系だと実験がメインになってくるので、多少は英語が良くなくても何とかなります。
そもそも、ドイツが非英語圏で僕の周りも英語圏以外の国から来た人がほとんどなので、みんなそれぞれ母国語じゃない言語で頑張れています。
ただ、英語能力が高いに越したことはないです。
3.できるだけGPAは高く 大学は関係ないです
GPAはとっておきましょう。
ただ本当に日本のどの大学で勉強しているかなんてことは関係ないです。
ドイツは日本のように大学によってレベルが違うとかではなく、どの大学もおしなべて高い水準であると言われています。大学名で優劣をつけるんじゃなくて、あくまで個人次第なんですね。
なので、大学にかかわらず、もちろんGPAで判断されます。
僕も日本で在籍していた大学は「国立の底辺」なんて揶揄されていました。
(ただ実際通ってみると良い大学だったと思います!)
出願する際、要件は低く設定されていますが(2.5とか2.0ぐらい?)、3.0以上はあった方がいいです。
参考として、僕の学部時代のGPAは3.2でした。(90以上を4、80以上を3、70以上を2、60以上を1、それ以下を0として計算されています)
4.教授とは良い関係を
おべんちゃらを言うだとか、そういったことでなく、推薦書をしっかり書いてもらえるような、互いに信頼しあえる教授がいた方がいいです。
ドイツの大学院出願では、推薦書を1~3必要としてくる大学が結構あると思います。
まず1通は確実に4年生で研究室配属になった研究室の先生に書いてもらうことになると思いますが、その人と仲が悪くなるのは避けたいですよね。
僕はここで少し当時ひと悶着あったのですが、それは次回のこのシリーズで書いていこうと思っています。
僕は交換留学先の研究室の教授にも推薦書を書いていただきました。
DAADの奨学金申請にも推薦書が3通必要だったのですが、あと1通はお世話になっていた、上のシリーズにも登場するドイツ語の先生に書いてもらいました。
(DAADの奨学金は書類選考は通ったものの、面接で落ちました…。落ちた人の話でもよければ今後DAADの奨学金出願についても書こうと思います)
とりあえず、推薦書を惜しみなく書いてくれる仲のいい先生を見つけるのも大切です。
5.志望動機文は…
これは本当に難しいです。
ただ「何を勉強したいか」「どうしてその大学なのか」「それを勉強して今後どうしたいのか」っていうのをはっきり書くことだと思います。
僕は結局これが2つの大学院に落とされた要因だと思っています。うまく具体的に書けていなかったです…。
とりあえず、文章が完成したら大学の英語圏の先生などに添削をしてもらいましょう。
(IELTSの勉強もそうなのですが、添削とかスピーキングの練習とかを助けてくれる英語圏の先生を見つけるのも大切だと思います)
そんな感じでしょうか。
あんまり深くは書いていないような気がしますが、大学院に落ちたとしても一切責任は負えません。
最終的には自分次第です。
僕の場合、
2月:大学A出願
3月:大学Aの不合格を知る
5月:大学B出願
6月:大学C出願
6月:大学Cの合格を知る
7月:大学Bの不合格を知る
みたいな流れだった気がします。
4月から6月は本当にドキドキでしたね…。
あ、あともう一つ、これは大学から合格をもらった人はすぐにビザ申請や寮などの手続きを始めて下さい。あとあと厄介になってくるので…、とにかくすぐにです。
コロナウイルスが今秋影響するかどうかは分かりませんが、やれることはやっておきましょう。
質問があればコメント欄やお問い合わせフォームにお願いします。
また何か書き忘れがあれば別に書くかもしれません。
それでは。