去年2020年11月から僕の博士課程の契約が始まったので、1年目を終えたということになります。
長い?ような...短い?ような...
でも、修士論文提出からまだ1年と1か月ぐらいしか経ってないのか!なんて風にも感じます。だいぶ昔に感じて、ぶっちゃけ今思い返すとかなりメンタル的にやられていて...(修士時代を振り返っているブログで最終的に書くことになると思います)
とりあえず今回はこの博士課程の1年間を終えて感じたことについて書いていこうと思います。
この1年間、というか修士時代、もしかしたら学部時代も含めて、相も変わらず自分は大して自分のやってることをまだまだ分かってないというのを実感しています。それはもちろん、ずっと勉強やら研究をしている微生物学のことについてもですが、生活面・人生面できな部分についてもです。
研究の方で行くとまぁ周りは優秀なんだろうな、なんて感じの人ばかりで、僕のボスやポスドクの人を見ていると「すごいなぁ」と感じています。数年後、数十年後にそちら側の立場にいられるような気が全くせず、実験を進めれば進めるほど、自分の研究がわからない部分もあります。
一寸先は闇、なんてことはないですが、灯をともしたらまだまだ先は真っ暗、そんな感じです。
とにかく今はわからないものばかりです。ただ、灯りがついた場所もあるみたいな感じで。最近始めたマインクラフトで例えるのであれば、自分の拠点あたりは湧きつぶしができ始めたものの、あの広大な世界のただ一部分だけの話です。
生活面・人生面でいうと、博士課程も2年目に入ったということでぼちぼちその後のことも考えないといけないと思い、今週と来週に開かれる研究所のキャリア形成セミナーに参加しています。アカデミアに残るとしたらどういう研究を進めたいかとか、インダストリーに行くとしたら自分のやってきたことがどうつながるのかとかって...なかなか思い浮かぶのも難しく、ましてそれを口に出したり、文章にしてみるとなると余計難しいです...。
その一方で、海外(ほぼドイツ限定かもしれませんが)でも案外どうにか生活できてるもので、なんとかする力なんて言うのはあるかもしれません。ぶっちゃけ、英語も留学している人の中では下のレベルでしょうし、ドイツ語も大して話せないです。それでも、辛うじてやっていけてます。
自分に大して期待もせず、かといって過剰に悲観的にならなくなったのが今海外で生活している中で個人的に楽に思える心意気となりました。博士課程に入り、お金ももらえるようになりました。こういった心境面・経済面から、以前に比べて心にゆとりができたのは間違いありません。修士論文書いてた頃の僕を知っている友達とかと話すと、元気になったね、なんて言われます。
2年目に突入した博士課程ですが、まずは今書いている論文を出せるように頑張るのはもちろんのこと、今後のことについてもじっくり考えていきたいです。