窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

帰国のメドがたっていない博士課程在籍者(とそのお給料とか結果論とか)

今月中旬ぐらいにドイツに入国してから日本に帰国していない期間が2年半ぐらいになるまどのそとです。

 

最近のブログでもチラチラ書いてたような気もしますが、一度北海道に帰ってみたいものです。

ただ二週間の隔離措置が終わらない限り、日本に帰国できても北海道に戻る日数が無駄に減ってしまうだけなので、いまだにひっそりとドイツで過ごしています。

 

そんなことを言ってますが、どうにか今もドイツの研究所の博士課程にいるわけです。

今回は、博士課程留学とその生活についてツラツラと書いていこうと思います。

 

 

最近は本当に基本的には家にいて、実験がある時だけ研究室に行く、っていう感じの生活なので退屈です。ガッツリ気分転換みたいのを家の外でしたいです。 

 


とにかく家にいるとボーっとしていつの間にか夜になってるみたいな感じになってしまっています。とにかくずっと眠気が残っているような。

 

修士時代は課題とか何かがあれば図書館とかカフェとかで作業をしていたのですが、このご時世どちらも行くことができません。

で、家でやってるとなんかフワッとしか作業が進まないこともよくあります…。 

 

逆に実験で朝9時から夕方6時まで研究室いました、なんて忙しい時の方がいい感じのリフレッシュになっています。

研究所が森の中みたいなところにあるがいいのかもしれません。あと、研究所内にいる猫を見たときは幸せな気分になれます。(まだ触れてはないんだよなー。モフっとしたい)

 

 

そんな感じの僕ですが、なんやかんや、どうにか、どういうわけかドイツで博士課程に進んだわけです。タイトルにもあるとおり、お給料の話を少し。

お金のことをハッキリ言うのは何かとよく思われない可能性もありますが、やっぱり一つの情報として公開するのもいいのかなって思いました。

 

僕の現在の手取りは、為替の変動にもよりますが、手取りが24-25万円ぐらいです。

総支給からは税金とか保険の分が引かれているので、手取りの分から何か保障的なものを払う必要はありません。奨学金(という名の学生ローン)の返済とか、貯金とかもできてるわけです。

やっぱりここに関しては日本の博士課程の学生とは違うかと。

優秀な人間になんてなれないような僕が、今のところ好きな研究をやれているのは本当にありがたいことです。運がよかったです。

 

給料でマウントを取りたいわけではありません。(もしそのように感じてしまった場合は申し訳ございません。場合によっては削除します)

何が言いたかったかというと、不安を減らせ、ということです。

 

博士課程。将来のことを考えるなら何とも言えない立ち位置です。どうなることやら。

(僕はそれでも2、3年後のことは2、3年後に考えるような人間なので、今のところ考えても仕方がない状態です。)

学部生時代、博士課程に行くのは厳しいと思っていました。頭とかだけでなく、とにかく金銭面で。

これまでのブログでも書いたかもしれませんが、ザックリと海外にはずっとあこがれていました。ただ、英語圏の留学となると、学費が日本どころじゃなくて、これは無理って思いました。でももう少し調べるとドイツは学費がタダということで、これはチャンスだと思ったわけです。(留学先はどの国でもいいと思う人には、ドイツは考慮されるべき留学先だと思います)

お金のことばかり言うのもやらしいと思われるかもしれませんが、不安(経済面)を一時的かもしれませんが取り除けたので、結果的にドイツに来れたのはよかったと思います。

語学面のことも言うと、英語は相変わらず苦手でして。ただ、ドイツも英語圏じゃないから語学の不安は和らぐんじゃないかなって思いました。一応ドイツ人にとっても英語は外国語なので。

 

日本でも博士課程の学生に290万円ぐらいが支給される予定らしいので、これから日本でも博士課程の人の待遇は改善されるのかなって思います。

 

 

…なんかまたうまくまとめられていないような、そんな気がします…。後々修正するかもしれないです。(って言って忘れるかもしれないです)

 

ただ本当に、研究を進めるのに邪魔となるような「不安」を減らすことは大切だということは言いたいです。お金以外のことでも。

博士課程の人に限らず、好きなことやってお金もらえたら嬉しいじゃないですか。そうやって、今後に繋がればなお良しです。

 

僕の好きなバンドの一つ、くるりの「HOW TO GO」の歌詞を引用するのなら、

「いつかは想像を超える日が待っているのだろう」

 

そのときを楽しみにして今はとりあえず実験進めます。ハイ。