去年どうにか僕の学部生時代のことをダラダラとですが書き終えました。13回にもなってしまいました。
今回からはその後、ドイツに修士留学した2年間について書いていこうと思います。恥さらしです。
単純に僕の修士留学のことを思い返す内容でして、「海外留学とは~ということである」みたいなことを言いたいわけではないです。
特に役に立つ情報を書く感じではないと思います。
海外に留学した一学生の体験談として、お暇があれば読んでいただけると嬉しいです。
何話分まで書くのか未定で、いつ終わるのか分かりませんが、始めてまいりたいと思います。
2018年の9月、僕はいよいよ修士課程進学のために、University of Duisburg-Essen (ドゥイスブルク=エッセン大学)のあるドイツに旅立とうとしていました。
が、その1週間前とか2週間前に北海道では地震がおきまして、北海道全域で停電になるという出来事がありました。
空港も停電ということで、ちゃんと予定通りにドイツに行けるのか?なんて不安もありましたが、空港も復旧、予定通り行くことができました。
空港で家族と別れたのは随分と何とも言えない気分になりました。
私費留学ということもあり、修士課程を修了するまでは何が起ころうと帰国は許されていないことが決まっていたので、家族と実際に対面するのはこれがしばらく最後ということになっていました。
(→ 現状、コロナの影響で帰国のめどが全くつかなくなってしまいました。コロナがなければ3週間前あたりの年末年始に帰国していたんだと思います)
約2年ぶりのドイツ。ただ、Essen(エッセン)に行くのは初めてのことでした。
そこそこの荷物を持って、学生寮まで行こうとしたのにもかかわらず、バスを間違えて歩く羽目になったのを覚えています…。
最初の不安はAnmeldung(住民登録)でした。
交換留学の時は、バディープログラムというものがあって、留学生のビザとかそういう部分で助けてくれる現地の学生がいたわけですが、今回は自分一人でどうにかしなければなりませんでした。
Essenの外国人局は返信がメチャクチャ遅く、それで日本にいるときの時点ワタワタしていましたが、その当日は住民登録と同時にビザ申請もするようになっていました。
ところが、その時点で僕は学生ビザ申請に必要な保険加入や閉鎖口座を持っている証明書を持っていなかったので、ビザ申請を別の日にしてほしいということを言わなければなりませんでした。
外国人局の人は英語を話さない人が多分ほとんどです。
こういう手続き的なことに関してドイツ語で説明できるんだろうか?なんてことで、一応、大学のインターナショナルオフィスに事前に話して、万が一のことがあれば電話することになっていましたが、僕と同じ時間に外国人局に来ていたイラン人の学生が英語・ドイツ語両方ともめちゃくちゃ喋れる人で、その人に助けてもらって無事に住民登録・ビザ申請の日の変更としてもらえました。
彼の名前は聞いていませんでしたし、それ以降会うことはありませんでしたが、僕の恩人です。
2018年10月第1週。翌週から講義等が始まるのを前に、同じコースの学生たちでオリエンテーションがありました。
僕が在籍していたコースは1学年20人ぐらいと小さく、その時来たのもだいたい10人ぐらいだったと思います。ただ、半数の学生はドイツ人以外の留学生で構成されていました。(学年により結構ドイツ人学生と留学生の比率は異なるようですが、僕の学年は多い方です)
オリエンテーションに参加していなかったコースのメンバーも含めると、僕以外に、ドイツ、ブラジル、パキスタン、シンガポール、タイ、ベトナム、コソボ、ナイジェリアなどの出身の人がいて、随分と国際的でした。
英語圏外に留学したから思ったことかもしれませんが、案外英語の発音はそこまで気にしなくてもいいのかなって思いました。
みんなそれぞれその国のアクセントみたいのを多少なりとも持っていますし、どっちかっていうとそういう様々なアクセントに対応できることの方が重要だと感じました。ただこれも英語圏に留学していた方とは意見が変わるかもしれません。
最初の顔合わせだったので、留学生側の身としてはかなり慎重にというか、おそるおそるといった感じでした(僕の性格によるものです)。
ただそのオリエンテーションにいた人、そしてその時には参加していなかったほかの学生たちと一緒に次の週から僕の留学のメインの部分が始まっていくわけです…。
文章も長くなってしまいましたし、今日はここまでにしたいと思います。
3,4週間ぐらいのことで1回分を使ってしまいました…。さすがに次回はもうちょっと進むと思います。
あまり次回の更新が遅くなりすぎないようにしたいと思います。
また自分語りという恥ずかしいものを広げてしまうことになりますが、興味を持っていただけたら今後ともよろしくお願いします。
それでは。