昨日に引き続き、3月のドイツのコロナウイルス感染者等に関する話の続きです。
昨日はドイツ16州それぞれの感染者数について書きましたが、今日は各州の死者数についてです。
例によって、データはRKI (Robert Koch Institut)から得ました。
https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/nCoV_node.html
データの打ち間違いなどには気を付けていますが、間違っている部分もある可能性があるのでご了承ください。
昨日のものと同じように16州を感染者数の多さでA,B,Cに分けています。
グループA
Baden-Württemberg (バーデン=ヴュルテンベルク州)
Bavaria (バイエルン州)
North Rhine-Westphalia (ノルトライン=ヴェストファーレン州)
グループB
Berlin (ベルリン州)
Hesse (ヘッセン州)
Hamburg (ハンブルク州)
Lower Saxony (ニーダーザクセン州)
Rheinland-Palatinate (ラインラント=プファルツ州)
Saxony (ザクセン州)
グループC
Brandenburg (ブランデンブルク州)
Bremen (ブレーメン州)
Mecklenburg-Vorpommern (メクレンブルク=フォアポンメルン州)
Saarland (ザールラント州)
Saxony-Anhalt (ザクセン=アンハルト州)
Schleswig-Holstein (シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州)
Thuringia (テューリンゲン州)
ドイツで最初に新型コロナウイルスによる死者が確認されたのは3月9日でした。
なので、グラフも3月9日からになっています。
縦軸の最大はそれぞれ異なっています。
やっぱり感染者数が多いと死者数も多いです。
僕の住んでいるNRW(ノルトライン=ヴェストファーレン州)の死者数と比べると、バイエルン州、バーデン=ヴュルテンベルク州の3月下旬後半の死者数の増加が激しくなっています。
その一方で、グループB・Cの13州を見てみると、全体でも初の死者が報告されたのは3月20日と、より長く防いでいた感じに見えます。
グループCの7州に加え、グループBのハンブルク州は3月終わりの時点でそれぞれ死者数が10人未満となりました。
感染者数・死者数ともに、はっきりと分かれているわけではないですが、旧東ドイツだった州の方が旧西ドイツだった州よりも感染拡大が防がれています。
人口・人口密度の少なさが影響しているんだと思います。
2018年時点で、人口の多さは1位ベルリンから始まって、旧東ドイツの街で人口がトップ20位に入っているのは8位のライプツィヒ(ザクセン州)、12位のドレスデン(ザクセン州)のみです。
続いて、各州の死亡率です。
分子(死者数)、分母(感染者数)ともに変動しているので、日ごとに死亡率は増減しています。
縦軸の最大値は同じにしています。
グループAの3州は3月下旬からじわじわと死亡率が上がってきています。
その他グループB・Cの州のほとんどは3月を通して死亡率1%未満を保ってきていましたが、3月31日にグループCのブレーメン州だけ急に伸び、3月全体、16州すべてと比べても最も高い死亡率を記録してしまいました。
各州の人口ピラミッド・高齢者の割合を調べてみると関係性があるかもしれませんが今回は勘弁してください…。結構まとめるの大変そうなので…。
RKIの報告による3月31日時点でのドイツ全体の死亡率は0.9%と、そのほかの感染が拡大しているアメリカ・イタリア・スペインなどと比べると低い比率をどうにか保てているといった感じです。
僕はというと、今日はたまに起きる全然眠れない日が来て、開店とほぼ同時の朝7時ごろにスーパーに行ってきました。7時でも人は割といました。
家に帰宅すると自分の部屋の鍵(チップのようなもので開くタイプ)がなかなか開けられず、寮の管理人に連絡をしてドアのカギをかざす部分のバッテリーの交換をしてもらいました。
スーパーの人やフラットメイト以外で顔を直接見て話したのは先週の日曜日ぶりです。
公共交通機関などは使っても問題がなく、今日タンデムパートナーから「いつまたタンデムやる?」っていう話をされましたが、あいにく僕らは別の街に住んでいて、どうも列車やバスを使って移動するのはしばらく避けたいなと思い、しばらくタンデムをやる機会はないと思います。
一応行っても問題ないんですよ。ただ、今は我慢の時間かなって思っています。
4月20日に大学が再開できることを願って、とりあえず今は自粛しています。散歩とかはそのうち行くと思います。
次回でデータ調べについての話はいったん終了になります。