窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ついにこのレベルまで… コロナウイルスと大学の対応 (多分NRW州内すべての大学)

最近はしばしばドイツのコロナウイルに関する内容を書いていますが、今日もまたコロナウイルスに関するについてです。

割と今日は大学生にとって、そして今年の春からドイツに交換留学とかで来る人にもかかわってくるかもしれない内容です。

 

 

今日は久々に大学の僕の住む街の方にあるキャンパスに行きました。

(最近はタンデムで別な街にあるもう一つの方のキャンパスのカフェによく行っていました。)

 

すると色んな建物の入り口にこんな紙が貼ってありました。

 

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コロナ対策のための習慣としてこういうことに心がけましょうってことですね。

まぁこれぐらいなら大したことではないのですが、割と大きなことはこの後に知りました。

 

タンデムをする友達が大学のカフェテリアに来た時に「なんかアーヘンとベルリンの大学が閉まるんだって」という話をしました。

 

最初は「うわー、この大学もそうなっちゃうのかなー、そうなったら修士論文とかどうなるんだろ…」なんてことを考えていましたが、そしたらすぐに大学からメールが。

 

「木曜日から大学は閉まります。サマーセメスターは現在のところ4月20日から始めることを予定しています」

 

ざっくりいうとこんな感じの内容でした。

 

この間にある試験は基本的に中止、E-Lerningやビデオ会議などで代用できる講義やセミナーは可能ですとのこと。

 

うわお。

 

ちゃんと調べたわけではないのでもしかしたら間違っている部分もあるかもしれませんが、これはNRW州が決めたことのようで、僕の大学だけでなく、NRW州にあるすべての大学でこのような措置が取られるようです。

 

 

え、3月30日から修士論文のコースを始めようと思ってたのに。

今のPractical Courseの最終プレゼンテーション4月1日にあるよ?

 

いろいろどうなるんだろうと考えていたのですが、研究室の教授からメールが。

(Practical CourseやHiWiの仕事でこの研究室にはしばしば来ていたので、本当は研究室メンバーには含まれてはいないのですが、メールが送られる研究室メンバーの中にもう僕も登録されていました)

 

「大学は閉まりますが、研究室は今のところ来週以降も開いています」

 

とりあえず一応は安心できました。

 

ただ、メールでも書かれているのですが、もしかしたら研究室の稼働も急にストップしなければならないかもしれない。ということと、実験が特になく、パソコンで作業ができる場合は家でやって研究室に来る必要はないです、ということ。

 

どうなってしまうかわかりませんが、とりあえず月曜日に研究室のメンバーの人と会うので、その時に今後のことについて話すことになると思います。

 

 

僕自身は今のところどうにか9月に卒業できるかな?って感じです。

4月からドイツに交換留学等で来る人は場合によっては予定通りに大学が始まらない可能性があるかもしれません。

けれどもそれとは別に、日常生活に関していうと、今のところものすごく困るようなことはないです。

 

普通に街中は人が行き来してますし、スーパーに行ってとんでもない買占めが起きているということはあんまり見られてないです。

日本の大学の決定で留学のための渡航が禁止になる可能性も無きにしも非ずかもしれませんが、ドイツに到着してもコロナウイルスで街がてんやわんやになってるということはないのでそこは心配せずに。

 

ドイツでも今後また様々な対策により少し不都合なる部分もあるかもしれませんが、とりあえず手洗いはしっかりしましょう。