窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

土地交通認可権限委任規制 (ドイツ語の話です)

ドイツ語の話です。(法律とかの堅苦しい話じゃないです!)

タイトルだけ見ると「どうしたどうした」と見る気が失せるかもしれませんが、これが今日のドイツ語のテーマです。

 

上の言葉、僕が何となくで訳したものなのですが、元のドイツ語は…

 

"Grundstücksverkehrsgenehmigungszuständigkeitsübertragungsverordnung"

 

という「一つ」の単語を訳したものなんです。(たぶんスペルミスはない…と思います…)

 

ドイツ語には「合成語」(単数: Kompositum, 複数: Komposita)というものがあり、いくつかの名詞をつなげて書くことができてしまいます。

 

上の単語の場合、

 

Grundstück(s) / Verkehr(s) / Genehmigung(s) / Zuständigkeit(s) / Übertragung(s) / Verordnung

土地 / 交通 / 認可 / 権限 / 委任 / 規制

 

という6つ(!)の単語を合成しています。(もはや早口言葉です)

 

英語にもないことはないですが、上の単語(?)のように長くなることは普通ないと思います。

元の単語の後ろに"s"が付くことがありますが、これは英語の「's」みたいな感じで、「~の」と訳す場合もあります。

 

まあここまで長いドイツ語は日常ではそんなに見ませんが、例えば日常的なもので言うと、

 

日: サッカースタジアム

英: Football stadium

独: Fußballstadion

 

こんな感じで、"Fußball (サッカー)"と"Stadion (スタジアム)"がくっつきます。

 

便利といえば便利かもしれませんが、長すぎると読むときに厄介で、どこで区切るか迷うこともよくあります。

 

そんなドイツ語に関する話でした。