窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ドイツ語は難しい…それでも勉強しやすい理由

前回のブログに引き続きドイツ語に関する話を書いていきます。

ずばりテーマはドイツ語と英語、どちらが難しいか、です。

 

これはあくまで僕個人の意見ですが、これは間違いなくドイツ語の方が難しいでしょう。

というか英語はおそらくヨーロッパの言語の中でも比較的簡単な言語なんじゃないかなって思います。

 

今日はドイツ語習いたての人が割と早くに直面するであろうその理由を一つだけ書いていきます。(今日は疲れてるので許してください…。後日改めて書いていく予定です。)

 

ドイツ語に限らず、ゲルマン系の言語、例えばデンマーク語やノルウェー語(あまりよく知っていませんが、ラテン語系も?)などには名詞に「性」があります。

 

どういうことかというと、英語でいう冠詞はtheとa (an)だけですよね。ところがドイツ語には名詞が「男性名詞」、「女性名詞」、「中性名詞」とあるために、冠詞も3つずつあるわけです…。

これが大変なんですよね。ドイツ語(名詞)を勉強するときは冠詞とセットで覚えることをお勧めします。

 

ただ大丈夫です。話している分にはこの名詞の性を間違えても十分伝わります。

 

さてそうなってくると大多数の人にとってドイツ語は第二外国語。「二つも外国語をできるんだろうか…?」なんて不安もあるかもしれませんが、そこでちょっとポジティブな部分を。

 

これはあくまで英語をすでにまあまあ勉強している人にとって言えることですが、例えばこれまで英語に費やした努力・労力を1とするなら、ドイツ語についやす努力・労力は0.9、もしかしたら0.8ぐらいになります。

 

これはどういうことかというと、割と英語とドイツ語の単語って似てたりすることがあるんです。それでいて、(完全にではありませんが)文法もそこそこ似通っている部分があります。

 

もしこれがアラビア語やロシア語となってくると話は別になってくるかもしれませんが、比較的近い地域で話されている言語なので、英語を勉強してきた人にとっては、スッと理解できる部分もあると思います。

 

で、これを突き詰めていけば、(なんちゃって)マルチリンガルぐらいには案外なれるものなんです。言語に限った話ではありませんが、未経験(0)から1にするのは少し大変ですが、1から2、2から3と、その先は意外とポンポン行ったりするものです。

 

なのでこれからドイツ語を勉強しようと考えている人は、とりあえず投げ出さずに続けてみてください。

 

僕はドイツ語が普通に話せるというわけではありませんが、一つ応援の言葉として考えていただければと思います。

 

それではおやすみなさい。