窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

大学院留学なんて不安なことだらけ…それでも留学したいですか…?(留学を考えている人へ、最後まで読んでいただければ…)

タイトルにもあるように、今日は大学院留学の不安について吐き出していこうかなんて思っています。留学を考えている人はぜひ読んでもらえたらと思います。文章はぐちゃぐちゃになるかもしれませんが、許してください。

 

まずとにかく当面の不安は経済的な部分です。僕はDAADというドイツの奨学金やJASSOの(本当の意味での)奨学金に応募したのですが、両方とも落ちてしまい、どうにか親などの助けをもらって現在ドイツに来ています。

 

僕がドイツに来た理由の一つには、学費がタダだからというのがあります。

実は学部生時代の時に一度一年間ドイツに来ており、その時は月8万円の奨学金を受け取ることができましたが、足りない部分はやはり親に出してもらっていました。また、その留学期間中も日本の大学の学費は払わなければいけませんでした。

 

日本の大学院に行ってしまうと2年いるだけで授業料+入学金で約110から120万円ぐらいになるということで、それはあまりにも申し訳ないということで必死になってドイツの大学院に来ることになりました。

それども生活費はかかります。日本の友達はすでに働き始めているので、やっぱり親からの目はきついです。現時点ではそこそこがっかりはされていると思います…。

 

金銭面で言うと、僕は学部生時代にJASSOの学生ローン(貸与型なのに「奨学金」というのが悔しいので「学生ローン」ということにします)があるので、その数百万円のお金をどうにか返していかなければなりません。

 

とはいいつつ、海外へ留学をするなんて後先どうなるか分からないことだらけです。濃霧注意報が濃霧警報になってしまうようなものです。修士を卒業した後に決まっている進路なんて、僕にはまだありません。

 

20代も半ばとなり、収入はいまだになし。お金持ちの家の人なら大丈夫かもしれませんが、僕の家はお金持ちとは言えません。親ももうすぐ退職になり、たまに親と連絡を取ればそのようなくぎを刺されるような話ばかりです。

 

「夢の」海外留学なんてよく言えたもんで、つらいことがのしかかってきます。1年や半年と期限が決まっている語学留学や交換留学とはわけが違います。

YouTubeで「留学」と検索すればたくさん楽しそうな生活を映している動画が出てきますが、そんなのが毎日続くわけがありません。「お客様」感覚で海外にいるのも大概にして…といった感じです。

 

それでも正規で留学をしたいですか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな細々とやっているブログを見てくれる人がいれば、その人はきっと真剣に留学を考えている人だと思います。

 

それでも留学をしたいと考えている人はぜひ頑張ってください!

 

 

上記ではかなり僕自身に関するネガティブな話ばかり書いています。脅しのようなことを書いてしまって申し訳ございません。

 

ただ、とにかく不安はあります。不安はもちろんありますが、何とかするんだという意思は絶やさずに日々頑張っています。ちなみに、ホームシックとかは一度もなく、むしろずっとドイツにいたいと思っている変人です。(悪くとらえればこれこそ「お花畑」状態なのかもしれません)

 

金銭面に関しては自分のこれまでの考えが甘々の甘だった業が原因なので、どうにかしていきます。そのためにも、修士卒業後の最初のステップに進めるように頑張っています。

 

僕は正直ネガティブで、人前に立つことを極力避けるような陰キャですが、それでも楽しいことだって沢山あります。YouTubeの留学動画を若干ディスったような部分もありましたが、これは半分正解、かつ半分根暗な僕があこがれたものでもあります。

 

ただ正直なところ、交換留学と正規留学ではその内容が大きく変わってくるのでそのことについては別な機会に書こうと思います。

 

長くはなりましたが、留学を考えている人はとにかく頑張ってください。でないと後悔することになるでしょう。

すでに自分の力で学士や修士、博士を海外で取得されたり、仕事などで生活基盤を海外に固めている海外長期滞在者の方たちは僕以上に努力を続けてその結果、今の生活ができているのだと思います。尊敬します。

 

なので今できることからコツコツ続けていきましょう。

僕も頑張ります。