窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ドイツに着いたらすぐにこれを! Anmeldung (住民登録)について

今日は音楽・サッカー・留学と3つ書くことができました。日曜日は暇ですね。

 

僕は現在ドイツの大学院に留学をしていますが、これからドイツへ留学・移住・就職等する人には少し役立つ情報かもしれません。(旅行の場合はあまり関係ないと思います)

 

それがビザをもらう前に、とにかくドイツに着いたらさっさと終わらせてしまいたいAnmeldung (住民登録) というものです。

 

過去僕はこの手続きを(ビザ申請もそうですが)2回やったことがあります。やはり海外ということで勝手が違ったり、そもそも日本語でなんてできるわけないので(デュッセルドルフとかの日本人がたくさんいるところはもしかしたら…??)、ちょっと不安になるかとは思います。

 

まず大前提としてですが、まずはとにかくドイツに行くことが決まったら行く街の役所のホームページで住民登録の手続きについて確認をしておきましょう!

ここでは僕のいる街について書きますが、街によって手続きの仕方はかなり違ってきます。海外に来るからにはとにかく自己責任で物事を進めていきましょう!その中でサポートしてくれる人がいればフルに活用しましょう。ただまずは自分でも確認するのが大事です。

 

さて、この登録についてですが、ドイツについて役所に行けばいいだけかというとそういうわけにもいきません。

街にもよるかとは思いますが、予約が必要な場合が多々あります。

僕も合格通知を受け取ってから役所の方に連絡をしましたが、返信が返ってくるのはいつも1週間ぐらい経ってからでした…。

 

なのでとにかくドイツに行くことが決まればすぐに手続きを確認しましょう。

 

次に手続きに必要な書類ですが、これは

・パスポート

・賃貸契約書

・出生証明書

などだと思われます。

 

パスポートは言わずもがなでしょう。

賃貸契約書というのは、大家さんからもらえる"Wohnungsgeberbestätigung"と呼ばれるものです。大学に進学・留学し、寮に住む人であれば、大学寮を管轄する"Studentenwerk"という場所からメールで送られてくるので印刷して持っていきましょう。

さて、最後の出生証明書についてですが、おそらく日本にはこれに該当する書類がありません。代わりに、戸籍抄本を持っていけば問題ないのですが、僕はこれを準備するのが少し遅くなって出国前にバタバタしました。

というのも、この戸籍抄本、ただドイツ語か英語に訳せばいいのかというとそういうわけでもなさそうで、ドイツ外務省によると「アポスティーユ」と呼ばれる外務省による翻訳・認証が必要とのこと。

気づくのが遅れた僕は焦りましたね。すぐに外務省に連絡して戸籍抄本を速達で送りました。

さらに念のため、ドイツ大使館が承認する認証通訳士と呼ばれる人にこの書類をドイツ語に訳してもらいました。

間に合ってよかったです…。

 

ほかにも必要な書類があるとは思いますが、それは各自で確認をしましょう。

もちろん、ビザ申請には別途必要な書類があります。

 

さて、この住民登録ですが、ドイツ入国後1~2週間以内にやらないといけません。なので予約が必要な場合は自分がドイツに入国する日を役所の方に連絡しましょう。

 

ここからは僕の住民登録当日の話について書いていきます。

とにかくメールでは「時間通りに来るように」と書いてあったので、30分以上余裕をもってついたと思います。前日には念のため一度場所を確認しにその役場まで行ってました。(重度の心配性です…)

 

不安だったのは、「ドイツ語能力が不十分な場合はドイツ語が話せる人物を同伴すること」という点でした。僕はそれほどドイツ語が堪能に話せたわけではなく、大学の国際課にもそのことを話していたのですが、「これまでもそういう人はたくさんいたから大丈夫!書類を渡すだけだから問題ないよ!」と言われたので一人で乗り込みました。

 

入り口ではボディーチェックやカバンの中身の確認が行われました。結構厳重でしたね。(日本だとこういう手続きの時留学生の人はどんな感じなんでしょうか??)

 

僕がラッキーだったのはほぼ同時刻ごろに予約をしており、たまたま会った英語もドイツ語もできるイラン人留学生に助けてもらえたことです。

彼の手助けもあって、無事に住民登録ができ、ビザのための次のアポイントも取ることができました。感謝しかないです…。

 

とにかく一つ手続きを終えれたことでホッとしました。次はビザの手続き、というわけですがこれはまた別な時に書こうと思います。

 

とにかくビザの手続きも含め重要なのは、

「自分でしっかり必要書類・手続きの仕方を確認する」

ということです。

 

さすがに「書類がないって?じゃあ一回日本に帰ってください」みたいなことはないかとは思います。

ただ手続きが面倒なので、必要な書類などはしっかり提出できるようにしておきましょう。

日本とは違って、ドイツの役所の人は親切にというよりかは、割と冷淡なときがあります。日本のサービス業とかをイメージするのはやめておきましょう。

(ここら辺のドイツと日本の違いについても今後書けたらなと思っています)

 

無事にドイツに住むための最初のステップだと思うので、何度も念を押しますがしっかり準備をしておきましょう。

 

質問・要望・コメント等をお待ちしています。

今後のブログの執筆の参考にしていきます。

特に留学を考えている人は遠慮せず質問などをしていただければと思っています。

よろしくお願いします。