11月に入り、契約上ちゃんと博士課程の学生となりました。まどのそとです。
今回はドイツでのビザの更新についての体験談を書いていこうと思います。
これが結構緊張しました。
ちょっとだけややこしいので状況を整理しようと思います。
まず、僕は修士課程の学生から、給料をもらう博士課程の学生にステータスが変わるということで、若干提出する書類が、単に学生ビザを延長する場合と変更になりました。
僕のビザの(延長)申請は修士の大学があった街(初めてブログで言いますが、エッセン(Essen)に住んでいました)で行うことになりました。
申請する街を選べたの?っていう話ですが、一応エッセンの学生寮の契約が11月末までだったので、申請ができたわけです。
僕がビザ申請に必要な書類は以下のものでした。
- パスポート
- 新しいビザ用の写真
- 今持っているビザ(ドイツ語だとAufenthaltstitel (滞在許可証))とその付随証(緑色の紙)
→ これらは僕の場合パスポートに張り付けられていました - 保健登録証明書(Versicherungsbestätigung der Krankenkasse)
→ 会社に直接行ったらすぐもらえました - 経済証明書(Finanzierungsnachweis)
→ 学生の場合、これが奨学金証明書や閉鎖口座の証明書になると思います。
→ 僕の場合は研究所からHosting Agreement (受入協定、Aufnahmevereinbarung)をもらいました。その中に、僕の月給も書かれていました - 卒業証明書(Abschlussurkunde)
→ 大学から卒業証明書をもらえるのがまだ時間がかかりそうなので、代わりに大学の証印付きでかつ「10月5日に修士課程を修了しました」という文章入りの成績証明書を提出しました - 労働内容の説明書(Erklärung zum Beschäftigungsverhältnis)
→ 用紙は外国人局からメールで受け取り、研究所の人が記入しました。雇用形態などが書かれます
基本的にこれらの書類は何の問題もなく集めることができました。
外国人局の方から「事前に書類を送る方が好ましいです」という風にメールで来たので、僕は証明書・説明書の4種類の文書を事前にメールで送りました。
さて来る11月2日(月曜日)を前に、僕は金曜日からエッセンの方に戻り(すでに荷物等も含め、ブランデンブルク州に引っ越していました)、友達の家に泊めてもらっていました。
今現在、ドイツの列車(DB)は26歳以下の人を割引しているので、僕も比較的安く列車のチケットを予約できました。
そんなわけで11月2日の月曜日の朝、ドキドキしながら外国人局に向かいました。
エッセンの外国人局は2年前の学生ビザ申請ぶり。コロナの影響で駐車場の入り口で一度予約されているかをチェックされ、予約時間の15分前にそこを通り、建物の入り口で持ち物検査を行いました。
で、担当の人に書類を見せたわけです。
「メールでも送ったのですが」なんてことを言っても、「一応書類を受け取りますね」なんてことになって、結局メールで事前に書類を送った意味はありませんでした。
で、またちょっと待合室で待ってもう一度担当の人に呼ばれると、
「申請の予約日が明日になってますね」
「へ?」
どういうわけか連絡にミスがあり、予約が次の日、しかも申請場所が外国人局でなく別のエッセンのウェルカムセンターというところで行わなければならないということになってしまいました。どうして…。
外国人局を後にし、まずは研究所の先生に電話。「全然問題ないよ。まずはビザをちゃんともらってくれ」ということに。
列車のチケットはもちろん買いなおさなければならず、その値段は倍以上となってしまいました。
泊まらしてもらっていた友達には「かくかくしかじかもう一泊してもいいですか?」と頼んで、「いいよー」なんて話になりました。
さっさと終わらしたかった…。ただ、良かったのはこれで書類不備がないのは分かったことです。
翌日、ウェルカムセンターの方に行き、書類を提出、例によって指紋を登録されて、無事にビザをいただくことになりました。費用は98ユーロ。まぁまぁする。
IDカードは年明けに、現在住んでいるブランデンブルク州の街の外国人局でもらえる予定です。それまでは、代わりの文書がビザ代わりになります。
ちょっと予想外もありましたが、これで2023年までのビザを貰えたのでほっとしています。
次回は、博士課程にどのような流れで採用されたかという話か、学部時代の「僕は如何にして~」シリーズの最後の話を書こうと思います。