窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

1学期目の試験が(一応)終わったのでドイツの大学院の試験制度について紹介!

かれこれ2学期目も始まってはいますが、なんやかんやあってようやく1学期の試験すべてが終わりました。

 

英語で試験を受けるなんて人生で初めての経験でしたが、案外何とかなりました。(何とかならなかったら大変なことになりますが…)

 

一段落ついたので今日はドイツの大学院における試験制度について紹介したいと思います。

ただしBachelorかMasterか、はたまたどの学部か、どの大学かによってちょっとは違いがあると思うので今回は僕のいる大学のMasterの所属している学部について紹介していきます。

 

1.履修登録はないけど試験登録がある

 

日本だと学期が始まって数週間以内に履修登録をすると思います。この履修登録がイコール学期末にその試験を受けるということになると思うのですが、ドイツではここでも違いがあります。

 

「履修登録」というのはないのですが、ドイツでは学期が始まって翌月ぐらいに「試験登録」というのを行います。おそらくこの登録期間前に興味のある授業に行ってみて、そこから単位を取るための授業を選ぶという意図があるのだと思います。

このため、この試験登録を忘れてしまうと試験が受けられません。忘れないように登録期間を確認しないといけませんね。ただ僕の大学では少なくとも期間直前と締め切り直前の日に大学からメールが来るので忘れることはないと思います。

ちなみに、登録期限後に登録することはできませんが、登録した試験を解除することはできます。

 

2.成績のつけ方(GPAみたいなもの)が日本と大きく異なる

 

多分、日本の多くの大学では、

秀(GP 4) = 100~90

優(GP 3) = 89~80

良(GP 2) = 79~70

可(GP 1) = 69~60

不可(GP 0) =59~0

みたいな感じで、成績評価は5段階、ないしは4段階のところが多いと思います。

 

ところがドイツではこのスケールが日本とは異なります。

具体的には、

100~96 = 1.0

95~91 = 1.3

90~86 = 1.7

85~81 = 2.0

80~76 = 2.3

75~71 = 2.7

70~66 = 3.0

65~61 = 3.3

60~56 = 3.7

55~50 = 4.0

49~0 = 5.0 (不可)

という風に、スケールが細分化されており、50点以上で合格、1.0が最高で5.0が単位認定不可という風になっています。

ちょっと日本の成績をドイツの成績のつけ方に変えるのはややこしいですね。

 

3.試験を2回受けられる!

 

このシステムは日本ではないでしょう。ドイツでも学部や大学によって無いところもあります。

日本だと再試験で合格しても成績は「可」というパターンが多いかもしれませんが、ドイツの場合は2回試験を受けることができ、点数の良い方を最終評定にすることができるんです!

僕もこのシステムを使って1回目よりも成績が良くなった科目があります。

1回目の試験の後、学期の間の長期休暇中に2回目の試験が行われますが、僕の経験としては、友達が休暇で休んでたりしているのに、自分だけ勉強を続けるということを意味したので、モチベーションの持続は大変でした。

次回はビシッといい成績を1回目でとりたいです。

 

だいたい、試験制度についてはこんな感じです。とりあえず不安だった「ちゃんと海外の大学院でやっていけるだろうか?」という不安の最初の段階はクリアできたと思います。

 

試験の結果がはっきりわかったら自分の成績や勉強方法、試験内容についてもこのブログで書こうと思います。

Coming soonということでよろしくお願いします。

 

f:id:madonosotokun:20190417023901j:plain

試験後、次のセミナーの時間まで友達と構内の庭みたいなところで休憩

 

質問・要望・コメントお待ちしています!今後のブログの参考にしていきたいと思います。

★もお待ちしています。励みになります。