窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ドイツ留学の良いところ 学費編

ついに四月になりました。

 

新しい元号は「令和」になりましたね。さすがにこれを予測できた人はいないんじゃないでしょうか。

天皇のご崩御による元号の変更ではないので、純粋にめでたいことということでいいと思っています。

 

さて、四月になったということで僕からしてみるとドイツ留学二学期目の始まりでもあります。講義自体は来週から始まるのですが、また新たに気を引き締めていきたいと思います。

 

学期が変わったので「セメスターチケット」が新しいものになります。ということもあるので、今日はドイツ留学の良いところを「学費」という観点から紹介していきたいと思います。

 

留学をなんとなーく考え始めている人はまず第一にアメリカ・イギリス・オーストラリアなど、英語圏の国を考えると思います。僕も留学のことを調べ始めたころはそうでした。

ところがなんといってもこれらの国の学費は日本よりも高いわけです。奨学金という名を借りた学生ローンがある僕にとってはなかなか厳しい壁でした。

もちろん、本当の意味での奨学金をもらえるチャンスはありましたが、僕はとにかく学費が安い国を探したわけです。

 

するとなんと学費がタダの国があるわけです。それがドイツとノルウェーでした。この二か国はEU圏外の学生も同様に学費がタダであるというありがたい方針を取っていました。

そういう経緯で僕はドイツの大学院に出願し、無事に現在ドイツにいられています。ちなみに、ノルウェーにも出願をしようと考えていましたが、生活費だけで日本の生活費+学費ぐらいになってしまうので諦めました。また、少し前まではフィンランドやスウェーデンも学費がタダでした。

 

ドイツの大学は学費がタダといいましたが、それとは別に「セメスターフィー」というのがあります。これは例えば前回のブログでも登場した"Studentenwerk"で使われたりもしますが、メインで使われるのが「セメスターチケット」になります。

このチケットは何のことかというと、ドイツの州によって内容も値段も異なってくるのですが、僕が今いる州では州内の公共交通機関(普通列車、バス、トラム、地下鉄など)が乗り放題になるというものです。

 

このチケットのおかげで時間があるときは別の街に訪れることなんかもできちゃうわけです。

日本に置き換えて、自分の大学がある県内の公共交通機関が乗り放題というのを想像するとなかなかいろんなことができますよね。本当にありがたい限りです。

 

この学費の代わりに支払うセメスターフィーですが、僕の大学の場合はおよそ300€、日本円で40000円ぐらいです。

 

日本の大学に行けば国立大学でも年60万円、ドイツなら年8万円で公共交通機関が乗り放題という、単に学費の面だけで比較すると、日本の大学に行くのがおかしく感じてしまいます。

 

もし、留学を考えている人がいればドイツを検討してみるのもいかがでしょうか?その価値はあると思います。

 

今日はそんなところです。

コメント・要望などもお待ちしております。