窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

僕は如何にしてドイツの大学院生になりし乎11 研究室配属とIELTS受験の5年生前期 +IELTSについて思うこと(個人的意見)

一昨日更新しての今日です。このシリーズの終わりも見えてきたからでしょうか?

 

ドイツの大学院に進学した僕の経緯をダラダラと書いてしまっているシリーズ、今日は11回目です。(学部生時代を振り返っているだけになっているかもしれないです…)

 

今日はタイトルの通り、理系の人なら必ず経験するであろう研究室配属と、進学・奨学金応募のために必要だったIELTSの受験について話します。

 

madonosotokun.hatenablog.com

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前回はアカハラ的なものを食らいつつ、別の研究室配属先を志望するようになったことと、IELTSが留学前後でそんなにスコアが変わらなかったことについて書きました。

 

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まず研究室配属について。

 

ほかの大学は分かりませんが、僕の大学は基本的に4年生の前期から研究室配属になり、卒業論文を進めていくことになります。

 

4月にコースの学生が集まり、配属を決定するんですよね。

 

ホワイトボードに教授の名前が書いてあって、そこに自分たちの名前を書いていく、という感じだったと思います。

僕の志望する先生の研究室の受け入れ可能人数は「4、5人」となっていました。

 

どうにかこの定員の中に僕も入ることができ、研究室配属決めは無事に終わりました。

 

 

その配属先の研究室はポスドクや博士課程の人はおらず、さらには修士2年生の人もいませんでした。

修士1年の人は僕が留学で1年学年が下がったので、もともと同じ学年の友達だったということもあり、僕的にはかなり居やすい場所でしたが、ほかの4年生的には僕の存在が微妙な立ち位置にいるのを最初変に思っていたと思います。

 

ただ、基本的にホワイトな研究室で、和気あいあいと、卒業に向けて1年間をともにすることになりました。

 

 

一方IELTS。

 

前回も少し書きましたが、結構落ち込みつつもどうにか6.5を取らないとと、焦っている部分もありました。

 

ここで僕のIELTSに関して思うことを書きますが、やっぱり僕にはIELTSを何度も(10回とかそれぐらいの回数)受けることは到底考えられないものでした。

 

受験一回に2万円以上も払わないといけないので、5回受けたら10万以上、余裕で一か月生活できます。

お金に余裕がある人は毎月チャレンジするとかできるかもしれませんが、僕はそういう人を見たことはないです。(単にIELTSを受けている人も少ないですが)

 

 

そんな額の試験だから、1回にかける重み、プレッシャーはありました。

11月に受験し、それから何度も受験機会はあったのですが、僕はもう奨学金申請に間に合う、5月に受けると決めました。(万が一、6.5に行かなかったら6月ギリギリの試験も受ける予定ではありました)

何回も受けるのはお金がかかる以前にバカバカしく思ったからです。遊びじゃないんだ、と。

 

 

そういうわけで研究室にいつつ、夜にはIELTSの試験勉強をしたりしていました。

WritingとSpeakingは前回も書いたとおり、ネイティブの先生に添削をしてもらっていました。

教材費はかかりますが、それ以外はタダでできたのは本当にありがたかったです。

 

 

そして5月の試験前日。もう寝れないわけですよ。緊張して。

 

試験当日の朝、寝坊はもちろんしませんでしたが、ぼーっとするというか、頭がモヤーっとはしていましたが、受験しました。

 

Listeningから始まるのですが、そこで目が覚めました。やばい、あんまり聞き取れてないかも…、っていう不安で。

 

Readingもどうにかギリギリ時間内に解き切り、Writingは時間いっぱいまで、最低限の文字数は余裕で超すぐらい書き切りました。

 

僕にとって過去2回で1番不安に感じていたのはSpeakingでした。

1回目のときはPart 2からほぼほぼしっかり話すことができず、2回目の受験前から先生にチェックしてもらっているというのを書きましたが、「考えすぎて何もしゃべらない時間が結構あるから、もうとにかく話し続けるように意識して」っていう風に言われていました。

 

だからもうメチャクチャ無理っしゃり話しているのを覚えています。それでも多少詰まる部分もありました。

 

Speakingが終わり、一応肩の荷がその時おりました。

 

そこから2週間ぐらい経って、僕は研究室で自分のスコアを確認しました。

手で画面を隠しながら、Listeningから順にみていきました。心臓はもうバクバクです。

 

そしてその結果が下です。(一番下の段です)

 

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恥ずかしながらメチャクチャ大はしゃぎしました。ほかの研究室のメンバーからしたら「キモッ」って思われてたかもしれないです。

 

よく見れば、実際の平均は6.25で、IELTSのルール上6.5に繰り上げされたギリギリのスコアでしたが、これでどうにか奨学金出願、そしてもちろん大学院進学のスタートラインに立てるようになったわけです。嬉しかった…。

 

 

そんなわけでここから僕はさらに具体的に奨学金やら大学院進学やらの手続きを具体的に進めていくことになります。

 

今日はここまでにしたいと思います。

 

 

 

それとは別にIELTSについて触れたので、ちょっとそのことについてもう少し書いてみたいと思います。

 

上に書いてある通り、僕個人的には何回もIELTSを受ける「数うちゃ当たる」戦法みたいなものをやるのは賛成できません。

「そのうち受かるだろ」みたいな考えがどうしても甘い考えだと思っているからです。

 

 

これがほかの人にどう思われるかは分かりません。

まして、僕が取れたスコアはIELTS 6.5 (6.25)。海外の大学院に在籍している学生の中では最低のレベルだと思っています。

だから、「そのレベルの人間にとやかく言われたくないわ」って思う人がいても仕方ないと思います。

 

ただ、一応「目標点に到達した人」っていう点から言わせてもらえるのであれば、IELTS受験の一回、その一回に自分を賭けるぐらいの気概でいった方がいいんじゃないかなって思います。

 

 

相変わらず僕自身は英語な苦手な人間で、どうにかこうにか海外の大学院でやっていってる身ではあります。

ただ、留学を実現したいのであれば、「やったるぞ!」みたいな気持ちを持ってほしいです。

 

 

英語そのもののアドバイスなんかは到底できず、結果精神論ばかりになってしまいましたが、進学(もしくは移住)のためにIELTSやTOEFLを受けている人は頑張ってほしいと思います…。

 

 

ケチと嫉妬心も混ざったような考えではありますが、IELTSに対して僕が個人的に思うことを書かせていただきました。