窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

僕は如何にしてドイツの大学院生になりし乎5 留学準備の3年生前期

およそ2週間ぶりにこのシリーズを更新します。

もうしばらく続くと思いますがお付き合いしていただけると嬉しいです。

 

初見の方は1回目から、前回の分も貼っておきます。

 

madonosotokun.hatenablog.com

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前回はひどい面接ではあったものの、無事に給付型奨学金をゲットして3年生後期からドイツに留学することになったということまで書きました。

 

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大学内での勉強と大学外でしたことを今日は書きます。

 

大学内ではとりあえず英語とドイツ語の勉強をしていました。TOEICは540点ぐらいだったのですが、3年前期終わりに受けた留学前最後のTOEICは665点まで上げることができました。多少は一応よくなりました。

その一方、海外留学が決まったということでリスニング・リーディングだけを受けれる(厳密にはライティングとスピーキングもTOEICはありますが)TOEICではなく、ちゃんと4技能を受けれる試験を受けてみようと思いました。

 

そこでようやく知ったのがIELTSとTOEFLなんですね。

2年生ぐらいには名前ぐらいは知っている程度でしたが、いよいよ受けてみようと思うとどっちがいいんだろうかって考えた結果、僕はIELTSを受けることにしました。

 

理由はざっくりこんな感じです。

・IELTSはスピーキングが面接官と1対1でできる

 → 音声を録音する形のTOEFLはなんか不自然になる気がして抵抗感がありました。

・リスニングの時間がTOEFLに比べて短い

・得意不得意関係なく、単純にイギリス英語がかっこいいと思っているから

・場合によってはTOEFLだとリスニングをやっているときに別な人がスピーキングをやっている、っていう状況が起こりえるらしいから

 

そんなわけで参考書なども買ってIELTS初受験をしてみましたが、その結果が以下の通りで。

 

Listening 5.5

Reading 4.5

Writing 5.0

Speaking 4.0

Overall 5.0

 

まぁ低いですね(笑)。

特にスピーキングは4.0なのですが、もうこれが緊張して緊張して。Part 1は自己紹介関連の簡単なトークなんですが、Part 2とそのPart 2の話を膨らませるPart 3は全然だめで。Part 2は話す前に話す内容のメモを書く時間があるのですが、全く鉛筆が動かず、結果全然話せず、遺憾なくコミュ障を発揮しました。

 

これはTOEICを受ける前、5月ぐらいのことだったと思います。大丈夫なのかなって不安になったからTOEICも多少伸びたのかもしれませんね。

 

また大学の授業、必修で半分ぐらい一回目では試験に落ちるみたいな科目があり、再試験が僕が留学する後にしかされないという話だったので、ほかの友達に比べて全力で勉強し、どうにか一発合格して単位をもらえることとなりました。

 

大学内はこんな感じで、単位とかの問題は特になく留学できました。

 

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これとは並行してこの時期に行ったのが、留学相談会でした。アメリカ・カナダ・イギリスなど英語圏の国だけでなく、ドイツやフランスの大学・大学院留学についてもされるということで僕も話を聞きに行きました。

 

まてまてまてと。もしこのシリーズを読んでくれた方なら覚えているかもしれませんが、僕は両親から「留学するなら大学院はあきらめろ。大学院に行くなら留学はあきらめろ」と言われている身分でした。

その分際でまだ大学院留学をどうにかできないか考えていたわけです。この3年生前期は母親にそんな胸中を語った時期なのですが、なんとも言えない感じになりました…。

 

怒られるとか、完全に反対されるというわけではなかったですが、もちろんいい顔をされるわけもなく。「あんたにどれだけかかってるか知ってるかい」「私ら(僕の両親のこと)はもう分からんからあんたの好きなようにしなさい」っていうことはその後も留学の話になるとしばしばされるようになりました。(今でさえ家族にとっては寄生虫みたいな、金食い虫の存在ですから当然です…。)別にその後両親との関係が悪化するとかそういうのはないのですが、両親家族との話はいったん後に回したいと思います。

 

話は戻って留学セミナー。DAADの人も来ていて、個人的に少しだけではありましたが、相談を聞いてもらえました。そういったわけで、僕は留学する1年間のうちに、大学院進学を目指すか、就職をするか考えようということになりました。

 

 

この3年生の留学直前、7月・8月というのはかなりバタバタしていました。というのも、第一志望の大学への留学が拒否となり(のちにこの大学との協定はなくなったようです)、第二志望の大学に変更することとなったのですが、これが大学間協定ではなく僕からすると他学科のみとの協定だったので、向こうの僕のスーパーバイザーになってくれる教授を探すのに結構時間がかかりました。

このような形になったのは、僕が向こうの大学で授業を受けるというよりは、研究室に訪問していろいろやるという形になったからです。

無事に担当となってくれる教授が見つかり、手続きもどうにかいろいろ済ませて、出発直前までいろいろやいのやいのしましたが、日本を離れることとなりました。

 

これが人生初の一人海外(というか一人で道外で行くのも初)直前のことでした。

 

 

無理やり文字を少なくして見ずらい部分もあるかもしれません。

もし質問等がございましたらコメント欄、もしくは問い合わせフォームの方からよろしくお願いします。

 

次回はいよいよ交換留学をしているときの話になります。