窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

僕は如何にしてドイツの大学院生になりし乎10 なんやうまくいかなかった4年生後期(交換留学後)

なんやかんやと大学生の時の僕の話をして、今回で10回目となってしまいまいました。

スミマセン、どうにか留学するまでの話を最後まで書こうと思います。お恥ずかしながら。

 

 

前回は交換留学から帰国するところまで、大学院に進学するって決めたころまで書きました。

madonosotokun.hatenablog.com

 

Twitterをやり始めてからこのシリーズに関しては初めて書くので、もしTwitter経由で来た人は暇があれば1から見てみてもいいかもしれません。あんまりためになる話ではないかもしれませんが…。

 

madonosotokun.hatenablog.com

 

 

さて帰国し、大学のある街に戻ってきました(9月)。

 

交換留学は単位取得のためではなかったので、卒業まであと1年半という頃でした。大学院の出願時期もあと1年半前後といったところでした。

 

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ただ、そのための奨学金出願は1年も残ってなく、遅くても次の年の6月までにはIELTSで条件を満たす点数(僕の場合は6.5)を取らなければなりませんでした。

そこで僕は10月の末か11月の頭のIELTS受験に申し込んだわけです。

ついでに、12月にあるTOEICも受けてみて、どれぐらい英語の点数が上がるのかやってみようと思いました。

 

IELTSの勉強はListeningとReadingに関しては自分でどうにかやれますが、WritingとSpeakingは添削とかしてもらわないと改善してるのかよく分からないので、大学に戻った後すぐに僕は大学の英語の先生3人に「海外の大学院に行きたいからIELTSの添削をお願いします!」みたいなことをメールで依頼しました。

 

その結果、2人は「いいよー」って言ってくれたわけです。

1人はオーストラリア出身、もう1人はアイルランド出身の先生でした。

 

 

 

その一方、専攻の授業の方はもともと学年が一つ下の人たちと受けており、必修科目2つはグループワークが中心のものだったので、コミュ障の自分としては終始ドキドキした半年間でした。

 

 

さて、4年生(僕の場合は5年生)になると、理系なので研究室配属があるのですが、ドイツの大学院で勉強しようと思っている微生物を主に研究している研究室は3つありました。

 

その中の1つっていうのが、僕が出願しようとしているドイツの大学院のコースの内容と関連している部分があったので、そこの教授にまずは連絡してみました。ドイツの大学院に進学しようと思っています、っていう内容も込みで。

 

するとメールで返信があり、こうこうこういった部分・内容が望んでいる研究内容と異なっていますが、それでも良ければ歓迎します、といった内容でした。

 

大学の教授によっては別の研究室に大学院から行くことをものすごく毛嫌いする人もいるので、まぁ大丈夫かな?と思っていたのですが、これが全然大丈夫じゃなかったわけで。

 

 

別の日、その研究室にいる友達(留学前までは同じ学年だった人)とばったり会った時なんですが、「お前、教授になんか言ったべ?」なんてことを聞かれました。

 

その友達いわく、結局その教授もほかの大学院に学生が移動するのが嫌いな先生で、僕がその教授にメールをした後、研究室で「こいつを配属させないようにしろ!」的なこと(聞いた話なので100%あってるとは限りませんが)を研究室の学生に言っていたようです。それなりにイライラしてたとか。

 

というか、その教授は講義では割と温和な人なのですが、研究室の学生にはあたりが強く、その研究室の友達はみんな高血圧になったとかいう冗談か冗談じゃないのか微妙な話をしてくれました。

 

まじか…。

 

 

そんなわけで、研究室配属をどうしようか結構迷いました。

 

微生物を研究する先生はほかに2人いたのですが、1人はその教授と共同のようになっている准教授で、あんまり差がなかったです。准教授の人も僕の事情をそんなわけで分かっていたのですが、やっぱりその教授の力が強いらしく「どうかなー…」なんてことを言っていました。准教授の人はアドバイスをくれたりもして良い人でした。

 

 

残ったもう1人の先生、結局僕は5年生になった時にこの先生の研究室に配属することになったのですが、この人が良い先生でした。

僕の事情を親身になって聞いてくれて、大学院進学にどんなことが必要か、とか、配属されたらこの研究室ではこんなことをやってもらおうと思っていますとか、かなりいろいろと詳しく教えてくれました。

 

 

「教授に生徒の研究室配属を拒否する権限なんてもちろんないです。ただ、もし君が僕の研究室に配属するって決めたら僕はもちろん拒否しないし、歓迎します。進学に関してもできる限り応援しようと思います」

 

ということを言ってもらったので、最終的に僕はこの研究室に決めました。

 

 

決めました、といってもこの間それぞれの先生たちと何回も話して、決めたのは年が明けた1月末とか、それぐらいのころでした。

 

 

話は戻って、英語の方なのですが、1月末となるともうIELTSの結果もTOEICの結果も出ていました。

 

TOEICは860点か865点でした(今その成績表を持っていないので確認できません…)

 

留学前が660点とかだったので、200点ぐらい上がっていました。

相変わらず、主にReadingの文法とか語彙が点数を下げる要因となっていました。

 

 

さて、重要なIELTSの方ですが…、

 

留学前

Listening 5.5

Reading 4.5

Writing 5.0

Speaking 4.0

Overall 5.0

 ⇓

留学後

Listening 6.0

Reading 5.5

Writing 5.5

Speaking 5.0

Overall 5.5

 

...(Overall)0.5しか上がらなかった…。

 

確かに各パート上がりはしたのですが、目標の6.5までまだ1.0もあると考えると、自分はやっぱり留学中も甘えてたのか…、とか、あれもこれも(英語・ドイツ語・微生物)といろいろやるのは無理があったのか、とネガティブな気持ちになりました。

 

僕がドイツに留学しているのと同じ時期に、友達もカナダに1年間語学留学をしていたのですが、彼は難なく6.5をとれていました。

留学中、日本人とは一切かかわらず、英語だけで一年間を暮らしてきた彼と比べると自分はどうだったんだ…?なんていう疑問というか、自責の念もありました。

 

ただこの苦しさをバネに、ただひたすら英語を継続して勉強していくしかありませんでした。

 

 

またなんや色々と悩む時期ではありましたが、次回5年生になってから、研究室配属からの話をしていく予定です。

 

やっと学部最後の学年の話に入ります。