窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

僕は如何にしてドイツの大学院生になりし乎6 ついに留学...3年生後期の前半の前半

今回から交換留学の時の話をしていきたいと思います。

 

例によって1回目と前回の内容も貼っておきます。

 

 

madonosotokun.hatenablog.com

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前回はなんやかんやバタバタしたこと、大学院進学も考えるようになってしまい、親からはあまりいい顔をされなくなったことを書きました。

 

 

ともあれドイツ到着。1年生の春休みの時以来だったので、およそ1年半年ぶり、ベルリンテーゲル空港から入国したのですが、ベルリンも1年生の時以来でした。

 

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僕がドイツについたのはドイツの大学の冬学期も始まらない8月末。これはどうしてかというと語学学校(ドイツ語)の開始時期が8月末だったからです。

 

留学前に、これまでも話に出てきたドイツ語の先生との話し合いの中で、「お金はかかるけど大学付属の月~金、9時から12時までの集中クラス」と「お金はかからないけど週1回だけの語学コース」のどちらかを選べると留学先の人から提示され、一応奨学金ももらえた僕はドイツ語をしっかり学びたいと思って集中コースの方を選びました。

 

実はこの時点で結構、将来的にドイツで生活をしていきたいと考えていたんです。そのためにはドイツ語ができないとな、という考えもあってこちらの方を選びました。

 

コースはA1からのスタート(A2スタートのコースはなく、B1のコースには歯が立たなかったため)でした。クラスには台湾、メキシコ、インド、ブラジル、サウジアラビア、シリアなど様々な国から来た人がいました。日本人は僕だけです。

 

A1からではありますが、先生と生徒はできる限りドイツ語で、どうしたって分からないときは英語で聞くというスタンスでした。

 

なかなかこういう初めてのところは人見知りの激しすぎるコミュ障の僕にとっては大変でしたが、周りの人が結構フレンドリーな人が多く、仲良くすることができました。先生たちもやさしい人ばかりでした。

 

コースはA1から始まって最終的に1年で、C1、語学学校内でGoethe Institutの形式そのままの試験を段階的に受けていくといった感じでした。なので各レベル約2か月ちょっとで進んでいきました。A1の試験は確か10月にありましたが、難なく合格することができました。

 

 

さて、大学生活の方ですが、ドイツ人のバディーの多大なる手助けもあってビザなどの手続きも問題なく進めることができました。

 

寮の方は僕が行く研究室のある場所から徒歩5分という、しかも寮の家賃も結構安いところで文句が全くないです。

4人でキッチン・シャワーを共用する部屋でしたが(もちろんそれぞれ個室はあります)、前期はほかにドイツ人2人、スペイン人1人でした。

 

どこの大学でも国際交流のイベントはあると思うのですが、僕のいた大学は結構活発に活動していたんじゃないかなと思います。毎週水曜日にスタムティッシュと呼ばれる飲んで話してみたいなイベントがありました。交換留学など、1年や半年いる留学生が結構来ていましたが、日本人は僕1人でした。「留学中はとにかく日本語はできるだけ使わないようにしよう」と決めていた僕にとっては好都合だったのですが、後々結構これが気持ち的な面で良くも悪くも働きました。

 

 

さて、留学のメインでもある研究室へのインターンですが、最初の日はとにかく緊張しました。なんせ僕は「教授」に対してなんだか今でも少しおっかないイメージがあったので、どんな感じの人かドキドキしていました。

 

ところがあってみると、やさしい人で、僕のスーパーバイザーになってくれるPhDの人も紹介して初日はあっという間に終わりました。実はこのドイツの大学であったこの教授ものちにキーパーソンとなる人でした。

 

スーパーバイザーをしてくれるPhDの人は少し日本語を勉強している人で、それもあって僕の担当になってくれたんだと思います。この人もやさしくて小さいことは気にしない人でした。

 

 

こうして、僕の留学は主にこれらの「研究室」「語学学校」「留学生グループ」の中で動き回ることになるのですが、次回はまた少しネガティブな話も入ってきます…。

 

それでは...。