窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

ビザの更新!…に約1年かかったワケ

今月頭にようやくカードタイプの滞在許可証(ビザ、eAT)を受け取ったまどのそとです。

 

 

本当に時間がかかりました。

最初の外国人局のビザの延長申請の問い合わせからはおおよそ1年が経ちました。

今回はなんでそんなに時間がかかったのかっていう経緯を書いていこうと思います。

 

部分部分はたまたまそうなったという点もあるので、決してビザ申請が1年かかるというわけではありません。そこはおそらく今後ドイツに来る人も心配しなくてもいい…はずです。

 

 

去年の6月

コロナ禍で僕は修士論文を書いていました。

この頃はまだ修士が終わった後にどうなるか決まっておらず、もしかしたらそのまま修士論文を書いている研究室で博士課程の学生になる、かもね?っていうぐらいの感じでした。

 

ところが、僕の学生ビザは11月に切れてしまうので、いずれにせよとりあえず更新の申請をしないとな、という状況でした。

Essenの外国人局は、コロナ云々が全くなかった修士課程開始のころの2018年ですら、問い合わせても返信が2, 3週間かかるという状況で、コロナ禍だとじゃあもっとかかるじゃん、なんて考えていたのですが、案の定これが全然、返信が来ないんです。

 

そんな事情を大学の国際センターの方に話して、そちらの方からも電話で問い合わせをしてもらう、ということをしてもらったのですが、その電話もしばらくつながらず。

その結果、返信が来たのは最初のメールをした時から2か月ほどたってからのことでした。その頃はすでに現在いる研究所でPhDをやることが決まっていました。

 

そして、新しいビザの申請(学生ビザから就労ビザに変更)するために必要な書類は以下のようなものでした。

 

・パスポート

・現在持っているビザ(AufenthaltstitelとZusatzblatt)

・写真

・保険加入証明書

・経済的証明書

・過去3か月間の預金残高通知書

 

僕の学生ビザはカード(eAT)ではなく、パスポートに貼ってもらったタイプのものだったので、パスポートがあれば上2つを持ってきていることになりました。

写真もサッと撮って手に入れられるので問題ありません。

保険加入証明書も、保険会社(僕の場合はTK)に行けばすぐもらえました。

経済的証明書というのが、僕がPhDで採用された後に送ってもらった書類の中に、月々いくらもらうか、どこで働いてその給料をもらうのか、といったことが書かれている文書をもらったので、それが証明書としての役割を果たしていました。

預金残高通知書は銀行から逐一印刷していたので、残していたそれを持っていくだけのことでした。

 

10月には研究室メンバーとの顔合わせもしたりして、すでに今いる街の方に移動していたので、Essenにはビザ申請のために一旦戻ることになっていました。予約日は11月の頭でした。

 

 

去年の11月

 

で、その予約日2,3日前、僕は友人宅に泊まらせてもらいました。

書類もちゃんとあるし、大丈夫だろうなんて思って向かったその日。コロナの影響で外国人局内に入る人の数が制限されており、名前が呼ばれたら入れるようになっていました。

無事に局内に入り、担当の人に書類を出して、よし問題なさそうだ、なんて思っていたのですが…

「予約が明日に変わってますね」

 

どういうことよ...。

 

本当にどういうわけだか、予約が次の日になっていて、しかもビザの更新は外国人局ではなく、中央駅前のウェルカムセンターでということになぜかなっていました。

再び友人に「もう一泊泊まらせて…」なんてお願いをすることになり、帰りの電車のチケットも買いなおす羽目になりました…。

 

で、次の日はというとすんなりビザ申請できました。いったい何があったのか…。これがまだ次の日だったからよかったものの、2,3日後だったらかなり厄介でした。

 

 

今年の4月

 

まだ続くの?なんて思う方もいるかもしれませんが、11月にもらったビザはカードタイプのビザ(eAT)がもらえるまでの暫定的な文書をもらっただけでしたので、さらに次にそのeATをもらう必要がありました。

 

Essenにそのまま住むのであれば1月にもらえるらしかったのですが、現在いる街の方に引っ越したため、その街にカードが届いた後、外国人局の方から予約日を手紙でもらうことになっていました。

それが4月。

で、その当日に行ってみると入口に張り紙が。

「コロナの影響で外国人局は閉まっています」

 

先に言ってくれよ!

 

で、その週の土曜日に外国人局から手紙が。

 

「コロナの影響であなたの予約日は外国人局が閉まっています。新しい予約日が決まり次第再度手紙を送ります」

 

先に言ってくれよ!

 

そんなこともあって、結局4月にもらうことができませんでした…。

 

 

今年の6月

 

で、ついに今年の6月にもらうことができました。ものすごくすんなり終わりました。

外国人局の入り口では「予約を取りたくてメールも電話も一向につながらない!」と入り口にいる警備員に言っていましたが、「繋がるまで電話をし続けてください」と言われているだけでした。

どの街もそんな感じなんでしょうか…。

 

 

 

そんなわけで1年かかったビザの申請手続きを書きました。

コロナの影響もあるのでやっぱり手続きはいつもよりも遅くなってしまうのかな、とは思います。

ただコロナがなかったころはどうなのかっていうと、別にその頃もそんなにササっと終わってくれないので、やらなければならないことですが、できる限りやりたくないものです…。