僕が博士課程を始めてからおおよそ2年半が経ちました。
始めた当初はコロナが流行した年ということもあり、いろいろと制限があったりもしましたが、最近はもうこれといった制限もなく、去年は学会などでドイツ国外での活動を行うこともできました。
その2年半を経て、僕はだんだんと自信を失って行っているというか、今後アカデミアの方に残っていくことに不安を感じてきました。
2本目の論文にてこずっている期間が長かったのが、現状一番の要因だと思います。一応緩やかに前進はしているのですが、論文のことを指導教官に話す前は終わりが近づいていると感じても、いざ話した後だとその終わりが遠ざかってしまう、そんな状況です。終わりがわからないんです...。
1本目の論文は博士課程を開始してから1年ちょっとで提出に至れたものの、その後の2本目の作業を開始してから同じくらいの期間が過ぎました。それなのにまだいつ提出できるかわからない状況です。今の感じだと、夏には提出したいんですが、それもどうなるか...。とにかくこの2本目の論文がどうにかなれば、かなり大きなハードルを乗り越えたことになると思います。
博士課程が終わった後も、まずはポスドクになってしばらくはアカデミアの方に残ろうかなと考えています。やっぱり実験とかは好きですし、データを得るのは(たとえそれがネガティブなデータだとしても)ワクワクします。
ただ、続けていくにつれて自力でやっていくことも増えていきますし、誰かの指導をするなんてこともやっていくとなると、自分にそんなことができるのかと、そんなことができるようなほど成長できているのかと悩ましく思います。その一方、アカデミアを最終的に離れるとしたら自分に何のスキルがあるのか...。なんだかネガティブな方、ネガティブな方へと考えが至ってしまっている今日この頃です。
そんなことを吐露するために今日は飲みに行ってきます。一応明日から新学期ということで、学期末に楽しもうじゃない。
嫌なことはいったん吐き出そう。ただ物理的に吐き出すのだけは気を付けよう...。