窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

僕のドイツ修士留学は知る人ぞ知る3 一学期で一番やることが多かったとある科目

更新の感覚は例によって遅々としています、すいません。

いつのまにかドイツに修士課程のために入国してから2年半が経ちました。そのまま帰国しないで3年いることになりそうです。

 

前回述べた通り今回は一学期に受けたある必修科目に要点を当てて書いていこうと思います。

 

 

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前回も少し書きましたが、一学期に僕がとったのは6科目、それぞれ5単位で合計30単位を取る計画になっていました。そういえばそれとは別に1単位を取れるものもありましたが、それは一日研修のレポートを書くだけのものだったので割愛。

 

6科目のうち、3科目が必修、そのほかの3科目が選択科目だったのですが、今日僕が書く必修科目が一番やることが多く、学生からも「単位の配分が変」と思われるほどでした。

 

その科目というのが、講義とセミナー、そしてケーススタディーという3つからなるもので、試験とケーススタディーをそれぞれ100点満点で、その2つの平均+セミナーの点数(最大5点)が最終評定になるというものでした。

 

ケーススタディーは実際にあった環境関連の事件をもとに、例えばその環境問題の対応が十分といえるか不十分かというのを、講義で習うものや文献をもとに調べ、学期末に発表するというものでした。

 

ケーススタディーのために4~5人のグループが作られました。受講する学生は同じ学部ですが異なる2つコースから来ており、コースのメンバーがなるべく半々、かつなるべくドイツ人学生と留学生が半々になるようにグループが作られました。

僕のメンバーも、僕以外にドイツ人学生2人、ブラジル人学生1人となっていました。

 

最後のグループ発表の前に講義期間中に2回の中間報告を、担当するPhDのスーパーバイザーとするというのも成績に加味されていました。そこでもこれまでの結果や今後の進め方をディスカッションします。

 

はじめのころのグループ内でのミーティングでは、どのように進めるか、だれが何を担当するかといったことを話して進めていきました。そこから基本的には毎週一回ぐらいとかでメンバーで集まって情報をシェアしていくといった感じでした。

が、1回目と2回目の中間報告の間の期間で問題が。

ブラジル人の学生が参加しなくなったのです。

 

少し変わった人だなとは思っていましたが、確か2回目のPhDの人とのディスカッションの直前に、「次のディスカッションには参加しない」とメッセージが送られました。このディスカッションやのちの最終プレゼンは参加が必須で、上でも書いたとおり、このケーススタディーと試験が最終評定の半分を担うため、参加しなければ50点丸々失うようなものです。50点が単位をもらうための最終点なので、まず単位をもらうことはできなくなります。そうなるけどいいの?みたいな話をしたのですが、結局その学生はグループから抜けることに。

 

(のちのちの期末試験でどういうわけかその人は試験を受けに来ていましたが、単位をもらうことは出来ず、そのあとはほぼほぼ姿を見ていないので、どうなったのかはわかりません)

 

これで僕らのグループは3人に。これがしんどかったんです…。急にいなくなったからその人が担当している部分を3人でまた分担して調べないといけなくて…。

本当に2回目のディスカッションの直前だったため、PhDの人も最終評定を公平にするために、進捗の遅れはやむなしとしてくれました。

(ちなみに、メンバーが抜けてしまうというのはほかのいくつかのグループで起きたようです)

 

 

こんなケーススタディーもさることながら、試験勉強も進めていました。セミナーで扱われた問題を、友達と話し合いながら解いていったり確認したりしていたわけです。

特に、友達のTさんとは冬休み、晦日とかも図書館に行って試験勉強をしていました。僕からしたら試験内容的にもこの科目が一番一学期目の中でしんどいと感じていました。

 

 

さて年が明けて1月後半、僕らのグループも発表を行ったわけですが、めちゃくちゃ緊張しました。ほかのメンバー2人が落ち着いて発表しているのにもかかわらず、なんか僕だけすごいテンパってて…。教授からの質問もメンバーの1人がしっかり答えてくれて、本当にありがとうございます、という感じです。発表が終わった後の肩の荷が下りた感覚は半端なかったです。

 

その発表の後すぐに試験期間に入り、試験を受けました。その時点ではケーススタディーの点数を教えてもらっていないので、最低何点取れたら単位を取得できるとかわからないんですよ。

何科目か別の試験を受けた後の試験でしたが、外国で、英語で受ける試験。震えてましたね。1つ見事に解き方がわからない問題があって、相当焦っていました。

その試験はノートや参考書、関数電卓の持ち込み可で、急いで解こうとしましたが、時間はかなりギリギリでした。

 

のちの結果は無事合格でした。特にケーススタディーの点数がよく、安心しました。2回目の試験(僕の大学では試験を2回受けることができ、点数の良い方を最終評定とするシステムでした)も受けて、少し点数がよくなり、最終評定は1.7 (1.0が最高で1.7は上から3番目、86点から90点)となりました。

 

後々ブログで更新すると思いますが、1学期に受けた6科目無事に合格し、最初の海外大学での試験を乗り越えることとなります。

 

 

今回はここまでにします。

ほかの1学期での出来事はまた次回書こうと思います。

更新が遅ーくなっていますが、気長に更新を待っていただけると嬉しいです。

それでは。