窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

最近のこと (タンデム、Research Practical、Master Thesis、コロナ)

今日はつらつらっと最近の出来事について書いていこうと思います。

 

 

タンデム

 

タンデムというのはタンデムパートナーのことで、お互いの母国語等を教えあうことです。

僕は現在2人のタンデムパートナーがいて、僕は2人に日本語を、2人は僕にドイツ語を教えています。

 

2人は日本語を勉強しているわけですが、現在は日本語能力試験のN3取得を目指して頑張っています。

僕はというとどうにか修士課程を修了する前にGoethe InstitutのB2を取りたいと思っています。

修士論文との兼ね合いもあるので時間的余裕があるかどうかわかりませんが、5月~7月の間に試験を受けることを考えています。

 

現在使っている本がこちら。

 

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右は模擬試験形式になっており、今後何度も繰り返しやっていくことになると思います。

左はA2からB2までの文法をかなり網羅しています。僕的にもおすすめですし、タンデムパートナーのドイツ人も「いい本だね」と言っていました。練習問題もたくさんあって良いのですが、解答は載っていません。

 

そういうわけでタンデムパートナーに答え合わせをしてもらっています。

ただ、タンデムをやったことがある人は分かると思うのですが、文法のことで「どうして?」って疑問に思っても、母国語のことって子供の時から特に考えずに使っているので、いざ説明しようと思っても難しいことってしばしばあるんですよね。

 

交換留学の時もタンデムパートナーがいてその時は本当に説明に四苦八苦したのですが、これに付随してふとそうなんじゃないかなって思っているのが、外国語を勉強するのであればまず母国語をしっかり理解していることが大切なんじゃないかなってことです。

 

日本語の語彙が少ないと外国語の語彙がそれより多くなることは多分ないですし、文法をやるとしたら母国語との互換性が必要になってくるのでそう思っています。

ただ、子供はこれとはまた全然違うと思います。

 

話は少しそれましたが、3月は大学に行く頻度がいつもより少ないので結構集中的にドイツ語をやっています。頑張ります。

 

 

Research Practical

 

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1月から始まったこのコースも1回目のスーパーバイザーの人のチェックを終え、これからまた直しをしていくところです。

 

最終締め切りまでは4週間弱あるので間に合わないってことはないでしょう。あとはプレゼンの準備です…。

一応もう始めているのですが、研究室の人たちの前で20分ぐらい話す感じになるのでそれはちょっとドキドキです。

何事もなく無事に終われたらと思っています。

プレゼンの日は4月1日に決まりました…。

 

 

Master Thesis

 

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さて4月からは修士課程最後のコースです。30単位、全体の1/4のウェイトを占める重要なもの。修士課程の集大成となることでしょう…。

 

Research Practicalの前にやったコースの評価が出たら僕の取得した単位は80単位になるのですが、この80単位というのが修士論文をやるための条件となっています。

80単位が確定し次第、修士論文のプロジェクトを始めますっていう申請用紙みたいのを学科の秘書に提出しないといけません。

もうすでに教授とスーパーバイザーの人と話して僕が何をするかは決めているので、修士論文の内容を申請用紙に書いて、教授からサインをもらえたら提出する感じです。

 

認可されないってことは多分ないんじゃないかなって思います…。

 

いよいよ最後の半年が始まりますよー。

 

 

コロナ

 

最近ちょくちょく僕のブログでも書いてます。

Wikipediaでパッと見た情報なのでどれぐらい正確かはわかりませんが、「検査して確認された」感染者の数は日本よりドイツの方が多くなってしまいました。ヨーロッパだとイタリアがダントツで感染者が多いですが、次いでドイツとフランスが来ます。

 

僕のいるNRW州がドイツ国内では最も感染者が多い州になっていますが、街はそんなに変わったことはないです。マスクをしている人はほぼほぼいないですね。マスクをしている人は多分中国人かな?って感じです。

 

先週のことですがついに差別を目撃して(受けて?)しまいました。

デュッセルドルフの駅でのことなんですが、僕とは反対方向からマスクをした人が7、8人ぐらいで歩いてきました。

そしたら高校生ぐらいの女の子2人が「うわー、コロナだ!」なんつってはしゃいでたんですね。

 

僕はそのときドイツ人の友達2人(というか上で書いたタンデムパートナーの2人)と歩いていたんですが、「どうしたどうした」と笑っていました。

差別とかは気にするだけ損なんで、ほっときゃいいんじゃないですかね。逆に笑っとけ、って感じです。

 

ただこれが自分一人で歩いていて複数人で差別してきたってなると話は別になってくると思いますが…。それはちょっとおっかないです。

 

これとは話がちょっと変わりますが、ブンデスリーガの方でもライプツィヒレバークーゼンの試合で日本人が退席させられたなんて話がありましたが、これでもし誰か一人


でも本当に感染していたら話は別だったかもしれないですね。ハンガリーを観光していた日本人観光客が感染の疑いありで隔離もされてしまいましたし…。

サッカー観戦の件は差別をなくそうなんてことをやった日なので皮肉なものです。ともあれほんのちょっとだけ肩身が狭い感じかもしれないです。

 

普段の生活でいうと、ドイツでも消毒液が売れています。消毒液を売っている棚にはこんな紙が置かれていました。

 

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ざっくり言うと、

「消毒剤の需要が高まっているので、1人につき3個まででお願いします」

的なことが書かれています。

 

石鹸も気持ち少ないかなって感じで、ティッシュも今日同じところに行ったらなかなか売れていました。

関係あるか微妙ですが、前回スーパーに行ったらスパゲッティもミルヒライスも売り切れていて、今日いったらたくさん売っていました。

 

コロナウイルスの話は研究室でも話題になりますし、いつの間にか対岸の火事ではない状況になっちゃいました。ただ、今のところドイツで死者は出ていないです。州ごとでいうと、唯一ザクセン=アンハルト州だけが感染者が確認されていないようです。

 

 

最近はこんな感じです。

ちょっと長くなってしまいましたが、ありがとうございました。

それではまたそのうちに。