いよいよ最後のパートです。
Part 1およびPart 2を見ていない人はそちらの方も参考してみてください。
今日は残りの5州についてです。
例によって1€ = 125円で換算しています。
12. ブレーメン州 (University of Bremen、ブレーメン大学、世界大学ランキング: 301-350位、ドイツ国内: 35位)
こちらの州も例によって学費がタダです(14学期以内であれば)。
社会負担費は349.12€ (約44,000円)で、セメスターチケットはブレーメン市内だけでなく、ニーダーザクセン州の公共交通機関もできるようです。
13. メクレンブルク=フォアポンメルン州 (University of Greifswald、グライフスヴァルト大学、世界大学ランキング: 401-500位、ドイツ国内: 39位)
この州も学費がありません。
社会負担費は初学期が97€ (約12,000円)で、それ以降は74.5€ (約9,300円)となっています。
ほかの州に比べても極めて安いですが、この大学ではセメスターチケットがなさそうです。
14. テューリンゲン州 (Ilmenau University of Technology、イルメナウ工科大学、世界大学ランキング: 601-800位、ドイツ国内: 45位)
この州でも学費はタダです。
社会負担費は初学期が108.4€ (約14,000円)で、以降の学期は93.4€ (約12,000円)です。この社会負担費には含まれていませんが、おそらく別途セメスターチケットもあり、州内全域をカバーしているようです。
15. ザクセン=アンハルト州 (Otto von Guericke University of Magdeburg、オットー・フォン・ゲーリケ大学マクデブルク、世界大学ランキング: 601-800位、ドイツ国内: 45位)
この州も学費無料です。
社会負担費は105.7€ (約13,000円)で、セメスターチケットはおそらく別途33€ (約4,100円)で市内の公共交通機関を利用できるようです。
16. ザールラント州 (Saarland University、ザールラント大学)
この州でも基本的に学費は無料です。
社会負担費は279€ (約35,000円)で、セメスターチケットはザールラント州とその近辺の地域をカバーしています。
そんなわけで3回に分けてドイツ各州の学費および社会負担費を調べてみました。(思ったより時間がかかった…。)
基本的には学費が無料の州が多いです。
もちろんドイツにも私立大学があり、そちらの方の学費はとても高いです。
社会負担費の方は大学によってバラバラですね。
いずれにせよドイツへの進学は英語圏や日本よりも安くすみ、主に理系ではすべての講義が英語で開講されていることも多いので、ぜひ検討してほしいと思います!