窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

1年~半年の留学について思うこと (主に留学中や留学前の人向け)

留学の方のブログは1週間ぶりです。

 

今日は割とまじめな方の話を書いていきたいと思います。

 

今日は交換留学や語学留学など、1年から半年ぐらいの留学に関することについて、いろいろ書いていこうと思います。

 

僕も学部生時代に1年間の交換留学をしており、現在はドイツの修士課程に在籍しています。

あくまで僕個人の考えなので、「それは違うだろ」ってところもあるかもしれませんが、現在留学中、あるいは留学を考えている人にはぜひ読んでほしいと思っています。

 

まずは語学について。

 

はっきりいえば1年で語学がものすごく伸びるかというと、それは人それぞれですが大概の人は思ったより伸びないというのが現実だと思います。

留学の目的は人それぞれだとは思いますが、「語学力の向上」というのは一つのポイントになっていると思います。

 

ほかのブログなどでも書かれていることではあると思いますが、日本人と海外で交流するのは必ずしも悪というわけではありません。ただそれが言い訳になって「語学力が全然のびなーい」とかっていうのはバカバカしいですし、お金の無駄です。

 

なので語学を本当に伸ばしたいのであれば、理想としては日本人が少ないところに行った方がいいと思います。

僕の交換留学先は街全体でも日本人が10人以下というところで、ごくたまにほかの日本人と会うぐらいでした。

その交換留学中はいかに自分の英語力がないのか知らしめられた時期でもあり、かなり苦しかったことを覚えています。(もちろん楽しいこともあるので問題ないです)

ただおかげさまで今ではとにかく伝えるという力はついたかなという感じです。

 

もちろん日本人が結構いるところに行っても語学を上達させて帰ってくる人もいます。僕の友人がまさにそういう人でした。そういった人は漠然とした留学へのイメージではなく、「これをやる」っていう目標、「芯」が留学前からある人だと思います。

留学すればどうにかこうにか語学力が上がるでしょっていう楽観的な考えは捨てておきましょう。

 

上記で「留学前」という言葉を書きましたが、語学だけに限らず、留学での何かしらの上達・向上を目指している人は、「海外に滞在している1年から半年の期間だけ」だと考えてしまっている人もいると思います。

 

もちろん留学中に何をするかは大切です。ただその期間だけの話じゃなくて、留学後に何をするか、もっといえば留学前に何をするかというのも等しく重要なことだと僕は思っています。

そうじゃないと、「留学中にいろいろなところにも観光できたし楽しかったです」という、「旅行じゃん」っていうツッコミが入るただの超長期休暇になってしまいます。

例えば語学留学でも、語学留学に行く前から勉強はできますし、留学後に継続しなければ、あたりまえですが語学力は低下してしまいます。

 

色々とやかく言った分際ではありますが、僕も英語やドイツ語は全然まだまだです。しんどいこともたくさんあります。ただこう言ったことは日々の積み重ねですし、なんとかする(できる)ことです。

留学そのものに正解・不正解があるわけではないので、留学をするあかつきには自分のやりたいことを存分にやればいいと思いますが、毎日日本人と一緒にいて自分たちの出来なさを慰めあって何もしないとかを見ると、さすがに「じゃあ、もう帰れよ」って思ってしまいます。だってそんなこと海外まで来てさらす醜態ではないですから…。

 

少し辛気臭い話にはなってしまいましたが、とにかく後悔しない留学をしてほしいです。留学中にまだ今後どうするか考えている、悩んでいる人もいると思います。それは決して悪いことなんかではありません。この留学を糧にして、何か今後につなげられるようになれればいいと思います。

 

そんな叱咤激励です。

なんとなくうまくまとめられず、ほかにも書けるようなことがあるはずなのですが、うまくまとめられたらまた書こうと思います。