窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

これからドイツに来る人へ (ざっくりと)ドイツの学生ビザ申請 数年前よりもちょっと面倒になっていた…

 思い出したかのようにドイツの学生ビザについて今日は書いていこうと思います。ちょっと前に住民登録に関することも書いたので参考にしてもらえればと思います。

 

ドイツに着いたらすぐにこれを! Anmeldung(住民登録)について

https://madonosotokun.hatenablog.com/entry/2019/04/15/030237

 

さて、前回の住民登録、そして今回のビザ申請、正直なところ住む街にもよりますし、担当をしてくれる外国人局の人にも左右されるというのが、これまで2回、別々なドイツの街で申請した僕の感想です。

 

というのも、僕の周りの留学生でも、多少その手続きやビザの有効期限が異なっているからです。(国籍も一つの要因??かもしれませんが、理由はよくわかりません。)

 

ともあれ、まずは事前に手続きの仕方を確認し、何が申請に必要なのかをチェックしておきましょう。書類によってはドイツに来てからそろえるものもありますが、日本にいるうちに集められる必要書類は忘れないようにしましょう。(後々面倒なことになる可能性があります)

 

僕が現在住んでいる街でのビザ申請には以下のものが必要でした。

・パスポート

・住居証明書

・写真

・在学証明書

・合格証明書

・保険加盟証明書

・銀行口座証明書

・志望動機

 

パスポート、住居証明書、写真は日本にいる間にそろえれましたし、在学証明書と合格証明書は大学に頼んだらすんなり送ってもらえました。

 

では、保険加盟証明書とは何なのでしょうか?これもそんなに大変何ののではありません。ドイツの学生は公的保険に加入する義務(ビザのため)があり、特定の会社の公的保険に加入します。前回住んでいた街も、今回住んでいる街でも僕はTechniker Krankenkasse (通称TK)という会社の保険に入りました。月およそ90ユーロです。

 

僕にとって問題だったのは銀行口座証明書でした。というのも、前回の滞在の際は「親の収入証明書」が代わりとしてビザ申請に使えたのですが、今ではもう有効ではありません。

 

そのため、今はSperrkonto (英: Blocked Account、日: 閉鎖口座)というものが必要になってきます。

これは滞在する月に応じてこの口座にお金を振り込まなければならず、例えば12か月滞在するのであれば、月に必要な720€×12か月で8640€を振り込まなければならないのです。

この総額がちゃんと支払われた後に、口座証明書をもらうことができます。

僕は最初、Deutsche Bankで手続きをしようとしましたが、あーだこーだと言い争いになった挙句、閉鎖口座を作ることができませんでした。(割と僕に原因がありましたが、どうもその時の行員の人の態度が悪すぎて、そんなことになりました…。反省。)

 

その後どうしたかというと、Fintibaという、ドイツ政府もおすすめする閉鎖口座用オンラインバンクに申請することとなりました。最初はちゃんと使えるのか、日本からちゃんとお金が送られてくるのか心配でしたが、無事に問題なく使えています。

 

この閉鎖口座についてはまた別な機会にもう少し詳しく紹介したいと思います。

 

最後の志望動機は大学に応募した際の志望動機文を少しだけ変えて持っていきました。(全文英語です。)

ちなみに、この志望動機文を提出するように言われた僕の周りの友達はいませんでした。

 

さて当日。かなり緊張しましたが、持ってきた書類をすべて出して少し待ちます。志望動機文はほとんど見られていませんでした。

「じゃあ上の階でビザ発行代金を払ってきて」といわれ、およそ50ユーロを払うとそのあとすぐにビザ申請をされました。

ほかのブログなどを見てみるとカード形式のビザ(ドイツではAufenthaltstitelといい、滞在許可証的な意味)ももらう人がいると思いますが、僕はパスポートに貼ってもらうものだけを渡されました。多分電子カードのやつをもらうともう少しお金がかかります。

 

そういう経緯ではれて僕もドイツ滞在の許可を去年の11月にいただきました。入国からおよそ2か月後のことでした。まずは安心しています。

 

少し不思議なのは12か月分の閉鎖口座証明書しかなかったのに、2年分のビザをもらえたことです。まぁきっと申請に来る人が学生・移民など続々来るので、ある程度問題がなければちゃんと修士課程をカバーできる期間分有効なビザをもらえるということなのでしょう(多分)。

 

また散文になっているかもしれませんが、学生ビザ申請についてでした。

 

質問・コメント・要望など、お気軽に送ってください。できる限りブログ内で取り上げたいと思います。

★なども今後のモチベーションになります。今後ともよろしくお願いします。