窓の外のドイツ留学

ドイツ大学院留学のブログです。ドイツ大学院修士課程を修了し、ドイツで博士課程に在籍しています(四年目)。

最近のドイツにおけるコロナウイルス感染状況について

3月から毎月書いてきましたドイツのコロナウイルスに関するブログも三回目になりました。

 

最近はどんどん緩和がされてきまして、外でも10人まで会合できるようになったのは一番ありがたいです。

 

夏も近づいてきており、店の中や公共交通機関に乗るときに着用義務のあるマスク等が煩わしくなってきました…。

 

 

それでは感染状況について紹介していきます。(5月31日発表分まで)

新規感染者数がピーク時よりだいぶ減ってきたので、今月は一回にまとめます。

 

まずは各日の感染者数です。

ピーク時は一日で6,000人を超えるほどでしたが、最近はずっと1,000人未満を継続しています。

ざっくり見ると3月下旬・4月上旬をピークとして、カーブができてる感じです。

 

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次は各日時点での感染者数と回復者数の推移です。

 

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感染者の増加率がどんどん減ってきているので、その日時点で感染している人の数は徐々に減ってきています。

4月7日時点での感染者数が最も多く、約66,000人ぐらいでしたが、最近は約16,000人まで減ってきました。

 

次に各日の死者数です。

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こちらもざっくりとみるとカーブになっています。

改めて見ると、一日で300人以上の方が亡くなった日もあります。

最近は50人を切る日が多くなってきました。

 

この結果の累計死者数が次のグラフです。

 

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こちらのカーブも最近の結果から徐々に緩やかになっていますが、9,000人にもうすぐ届いてしまいそうです。

 

最後に再生産数です。これは今日の分までまとめました。

 

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最近はしばしば1.0以下になりますが、たまーにボンと上がっています。ただ割とすぐに下がるので、イチイチ憂慮する必要はない感じです。

 

 

こんなかんじでドイツ国内のコロナウイルス感染状況をまとめました。

 

今後のドイツとコロナウイルスに関係する状況として、再来週にドイツと隣接する数か国との国境管理が撤廃されます。

そしてドイツの消費税(付加価値税)が7月から半年間減税されます。

 

 

今日はこんな感じであっさりと終えたいと思います。

また何かあればブログを更新したいと思いますが、Twitterの方は基本的に毎日何かしらつぶやいていますので、そちらの方も見てみてください。

 

質問・意見・要望も受け付けていますので、気軽にどうぞ。

 

それでは。

6月にもなりまして まったり近況報告

ブログの更新は半月ぶりぐらいになりました

お久しぶりです、まどのそとでした。

 

ボチボチ大学の方にも行って実験をし始めている今日この頃です。ドイツは徐々に徐々にコロナに対して緩和をし続けていて、最近では10人までの会合が外でオッケーになりました。バーベキューも友達とやりたいところです。

 

昨日月曜日はドイツ(一部?)は祝日で、僕は三連休をまったり過ごしていました。

なんせ先週水曜日は研究室のプレゼンがオンラインでございまして、たどたどしかったものの何とか切り抜けることができました。

修士論文のほうもボチボチ進めていますよ。一応。

 

三連休の中の日曜日、2月ぐらいから会っていなかった友達に会いに行ってきました。

カフェで話したりするぐらいのつもりで行ったのですが、ご家族のバーベキューに参加させてもらうことになっていました。今年初めてのバーベキューでした。

 

バーベキューに参加していたおっちゃんが一人、この人はロシア系の方のようで、コニャックを持ってきていたので一杯いただくことに。

「おいしいですか?」なんて飲む前に聞いたのですが、「おいしかないけど、頭がホワッてしていいんだよ」なんてことを言っていました。

 

強いお酒はそういうものかもしれませんね。良薬は口に苦し。

 

 

僕の今いるドイツの大学には交換留学でやってくる日本人も結構いて、逆にこっちのドイツの大学では日本語を勉強している人もいて、学部3年目の時に日本の協定校に一年留学するようなシステムがあります。

 

ところがコロナの影響で、すでに日本のいくつかの大学では留学派遣を中止にしたり、逆にドイツ人学生が行く予定だった日本の大学が受け入れ拒否になったり、なんともいたたまれない感じになっています。

 

日本人からすると、海外に留学ができなくなった、なんて悲しい話を聞いたり見たりするわけですが、ドイツ人もまた、同じような状況になっているわけです。

 

一応すでに秋にドイツに交換留学に来る人はいるようですが、果たしてどうなるでしょうか…。

 

 

そんなとこであっさりとしていますが近況報告終わりです。

そのうち5月分のドイツ国内のコロナ感染状況についてまとめたものを出したいと思います。

感染者数が一応減ってきているので、一回にまとめて簡略化します。

 

 

Twitterとかを見ていると海外に留学している人は志の大きい人たちや必死になっている人が見られますが、僕の方はほどよ~く、まったりと、それなりに頑張っていこうと思っています。

 

Twitterの方は一応一日一回は何かしらつぶやいているはずなので、そちらの方も気にかけてくれると幸いです。(最近ビールの話ばっかですが…)

 

それでは

コロナとドイツ生活

新型コロナウイルスによるもう制限開始から何週間か経ち、その緩和からも2,3週間経ちました。

 

ドイツの州によってまた異なりますが、僕の住んでいるノルトライン=ヴェストファーレン州は今日からレストランやカフェなども、持ち帰りじゃなくても再開できるようになりました。

 

随分と見かけは元の状態に戻っているように見えますが、実際はまだ2人までしか外出する際に一緒にいることができず、どこに行ってもマスクを着けている人がほとんどです。

 

 

この人数制限も、どうやら2つの別々の家族なら一緒にいてもいいというルールがあるようで、それじゃあ5人家族が2つなら、10人一緒にいてもいいのか?なんてことになりますが、僕自身個々のルールは分かっていません。

 

実際、街を歩いてみると、単に友達の集まりなんじゃないかっていう中学生か高校生ぐらいのグループがいたり、公共交通機関では口と鼻をふさぐもの(マスク以外にもスカーフなども可)を着けるのが義務付けられていますが、電車の中で外していたりと、守っているのか守っていないのか分からない感じになっています。

 

(3人以上での外出には一人200ユーロの罰金が科せられていますが、マスクを着用していなくても罰金は一応内容になっています。ただ、入店や乗車の際は多分ダメって言われると思います)

 

 

何週間もたって、法的な緩和も出てきましたし、住んでいる人にもだいぶ気持ち的に緩みが出てきていると思います。

 

ただ正直、僕個人的にはもう個々人の配慮によるものであるしかないんじゃないかなって思います。たぶんもうみんな疲れているんで…。

 

週末にはドイツのいくつかの街で緩和のためのデモがあったようで、ニュースを見ると、結構マスクをしていない人が密になっていました。

 

でももうそれに対して反論する気はあんまりないです。実際、僕も外出の人数制限は緩和されてほしいなて思っています。

で、デモに参加している人も自分が死ぬかどうか考えているかは別として、感染しても自分の責任として扱っていると思います。

 

現在ドイツでは再生産数という、感染者がほかの人に感染させる人数を緩和などの基準にしているようですが、3日連続、この数値が1.0を超えました。これはつまり、1人の感染者が1人以上にうつす可能性があるということのようです。

 

でも1.5以上とかにならない限り、再び制限を行うってことはない…、と、というか、そうならないように気を付けたいところです。

 

 

店に入ったりすると、多くのところで、ワンプッシュタイプの消毒液などが入り口すぐのところに置いてありました。

レジはどの店も透明の板が店の人とお客さんの間に立てられています。

 

 

新型コロナウイルスの影響で、かなり衛生面には配慮・工夫をされているドイツですが、これが最近の「普通」となっています。

 

 

さて、私事ですが、今日も大学に行ってきました。

 

7時半に起きるのは何か月ぶりでしょうか…。下手したら今年初めてかもしれませんし、外出もままならない頃はむしろ7時半に寝る日もあったりしました。

 

今日大学に行ったのは僕の修士論文のテーマ・内容を教授と話すためでした。教授はオフィスに来ていますし、何かと図とかで説明したりするので、やっぱり対面しての話し合いはたぶんオンラインより楽です。

 

 

研究室は開いたものの、ルールは厳密になっており、オフィスや実験室も基本的に2人しか入ってはいけないようになっています。

なので、研究室グループで、何曜日のいつに誰がどの場所を使うかなどを予定表をオンラインで作って共有している状態です。

 

僕が次に大学に行くのは木曜日で、また明日あさっては家で論文とかを読むことになります。

 

 

多分まだ実験を始められていないから、というのが大きいんだと思いますが、ちょっと不安な部分もあります。ただ、それさえ始められたら安心できるかなといったところです。

 

 

 

今日は大学の後にドイツ人の友達と昼食を食べに行ったりしました。おいしかったです。

 

 

 

その彼から聞いたのですが、もうすでに9月にドイツに来る予定の日本人も決まているようでした。

この状況で、果たして秋にドイツに来れるぐらい状況が良くなっているかはまた微妙なところです。

今年の秋まで留学予定だった人も結構春に帰国してしまったりしているので、やっぱりそういう人たちにとっては痛ましいと感じています。

 

もちろん逆に、ドイツから日本に留学する予定の人もいるわけで、どうにか夏には状況が良くなっててほしいなと思うばかりです。

 

 

なかなか友達とも好きなように会うことのできない状況ではありますが、6月5日、現時点での外出人数制限の失効日以降にもう少し制限が緩和されればなと思っています。

 

もちろん感染者が減るのが前提ですけどね。

今日からまたドイツでは緩和になりまして

月曜日となりました。

 

ドイツでは先々週から緩和の第一弾としてある条件の店が開くようになったりしましたが、さらに今週から新しい緩和が実施されました。

 

今日からは美術館や博物館、さらには美容室といった施設も再開の許可が下りました。

 

これとは別に、先週の金曜日からは教会などでの礼拝、今週水曜日からは公園の遊具も解放されるようです。

 

 

徐々に緩和が広がっていき、見かけだとかなり通常通りに戻っているように見えます。

車の往来は結構ありますし、街の中心部を歩くと(そもそも制限中は中心部に行けませんでしたが)、結構歩いている人が多いです。

 

 

ただし、そんな中でも「外出は(家族を除いて)2人まで」という規制は続いているので、人は結構出ているのですが、そこには結構間隔が置かれていて、ちょっと不思議な感じです。レストランもまだ再開されていません。

 

先週からは緩和の代わりに、スーパーなどのお店に入るとき、公共交通機関に乗るときはマスク着用が義務となりました。

3か月ぐらい前までは、マスクは病気にかかっている人がつけるものというイメージが強かったであろうドイツで、今のように急にほとんどの人が着けるようになったのも大きな変化だと思います。

 

先週、ドラッグストアに行ったのですが、まず中に入る人数が制限されていて、一人店から出てきたら、一人店に入ってもいい、といった感じになっていました。

で、外に並んでいる人も1.5~2メートルぐらい間隔を空けて並んでいました。

 

おばちゃんがその外の列に気付かないで中に入ろうとしたので、並んでいる人から「並んでよ!」みたいな声を掛けられるんですが、このとき、だれも列から動かず、声だけで催促していました。

 

ソーシャルディスタンスがかなり浸透されたんでしょうね。

 

 

だいぶ長い春休みとなりましたが、金曜日に大学に行ってきます。

 

おそらく修了は10月になってしまいますが、とりあえず修士論文を進めていきたいです…。

4月も終わるということで ドイツにおけるコロナウイルス患者数について調べました ③

昨日、一昨日に引き続き、ドイツにおけるコロナウイルスの感染状況をまとめました。

 

4月のまとめは今日で終わりになります。

今日はドイツ国内全体の感染者数と死者数の推移などについて書いていきます。

 

 

さっそくまずは感染者数から。

 

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4月30日報告時点でのドイツの感染者数は159,119人でした。

ただ、グラフからなんとなく見て取れるように、4月中旬からはカーブが緩やかになってきているのがわかります。

次は日ごとの新たな感染者数です。

 

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3月下旬、4月上旬をピークとして、そこからは割と新たな感染者数は減ってきています。

4月最後の5日間は2000人を切ったということで、このグラフからも感染状況は落ち着いてきているかなと言えます。

第二波は来ないでほしいです。

 

続いて、累計死亡者数です。

 

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こちらはまだ緩やかになってきているとはあまりいえない状況です。

4月30日報告時点での死者数は6288人でした。

日ごとの死者数は次のグラフです。

 

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最も死者数が多かった日は4月16日でした。

この日をピークであれば、感染者数のピークから2週間遅れぐらいとなっています。

 

ここまで、感染者数と死者数をまとめましたが、最後に回復者数を含めた4月の感染者数のグラフも載せます。

 

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感染者数の増加が小さくなり、一定的に回復者が報告されているので、4月30日時点で感染している人というのはかなり少なくなってきていると思います。

4月30日の時点で感染している人は35,619人、回復した人は約123,500人となっています。

 

 

3回に分けてドイツにおけるコロナウイルスの感染状況をまとめました。

接触制限が始まってからは、退屈どころか精神的にくる時期でしたが、徐々に緩和がされてきています。

 

5月6日は再びメルケル首相と16州の州首相が、今後の緩和について会議をするようです。

 

それに先んじて、ザクセン=アンハルト州では月曜日から、これまで2人まで外で一緒に行動できる制限だったのを、5人まで許可する緩和を行うようです。

 

悪化に転じないように気を付けなければいけませんが、コロナウイルスと向き合いながら進めていく必要があります。

 

個人的には、大学が来週から限定的に開き、僕は金曜日についに大学に行く予定です。

7、8週間ぶりです…。

本当は4月上旬に始めたかった修士論文ですが、だいぶ開始が遅くなる見込みです。

 

普通に行けば9月に修了するはずですが、おそらく10月に修了することになるでしょう…。

そうなってくると、10万円が支給されてほしいです…。

延長される一か月の生活費となります。お釣りになるくらいです。

 

海外にいるけどほしいなーって。わがままになるかもしれませんが…。

 

 

とにかく、徐々に徐々に日常に戻っていってほしいです。